第155話 ルーム335
アメリカの神様は、とりあえず安堵した。
自分の思い込みでなく、やはり
侵略は間違いなのだ、と言うこと。
日本人にとって、狭い国土に原発が林立したことや
渡来人の侵略が、日本を住みにくくしていた、と
言うこと。
それらは、つまり
動物としての人体の制御システムが
古臭い、生体防御用で
危険などないのに、過剰に防御を行って
しまうために
変に排他性が突出してしまう、と言うこと。
それらが実証できた。
会心の思いで、個室のラジオ、NHKーFMから
流れる音楽に心を遊ばせた。
豊かに、歌うようなギターの音色は
自由な夜を思わせた。
それは、ラリー・カールトンの
ルーム335、だった。
時計は、まもなく午前0時。
昨日と明日が出会う時。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます