第129話 disorder

深夜に至ったので、そろそろお開きにしようかと(笑)



もともと、神様同士だから

心で通じ合えるので

会って話さなくていい(笑)。



でも、なんとなく人間っぽい行動に

なってしまうのは

人間のスタイルをしているからである。




言葉で考え、イメージで想像する。




そんな時、詩人はlylicalに、音楽家は

音楽のようにイメージするだろう。



それらは、長く地上で生活しているから

3次元的な、空間イメージが元である。



人間ではないなら、6次元であろうと

11次元だろうと、1次元だろうと




イメージできるはずだが、それを


伝える手段はもう、言葉ではない。





そんなもので、生きる次元が違う神様たちは


言葉で伝える事は、実は必要なかったりもする。






そんな神様たちの傍らを、JR西日本のベージュの

制服を着た車掌が通り掛かるが




深夜に至って、ビールと中華で楽しくしている

神様たちを一目見て「お静かに」などとは

言わない。




長らく接客をしている車掌は、顔を見れば

大体、迷惑を掛ける人々かどうか、は

見当がつくのだ。




それは、養殖の鮎と天然の鮎が



顔つきが異なるのと似ていて(笑)




普段、している行動や思考に

顔つきが慣れてしまう、と言う事で





人間なら、環境に慣れてしまうと


言う事でもある。






神様なら、環境など苦にもしないから

顔つきは自然に、のどかなものになる。


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