第119話 fht

「だけど、資産家も本当は経済を分かっていないから、このままだと日本は破綻する道なのにそっちに進んでるのを、止めないのさ」と、アメリカの神様も言う。



元々、貨幣は国家への信用で成り立っている。


例えば、1万円持っていたら

日本国に、1万円貸しているのと同じ訳で



それを使って何かを買うと



売り主が、こんどは日本国に1万円貸しで



売ったものが、つまり1万円の価値だと

日本国が認める事になる。



でも、それは



日本国があれば、の話だし



1万円札をいっぱい印刷したら、元々の

1万円と同じ価値ではなくなってしまう。




偽札である。






偽札は困るから、日本では日本銀行が

札を作っている。





でも。




その、日本銀行が



国の借金の証書、つまり国債を

買っているとすると。




面白い図式である。




札を印刷する所で、印刷した札で


借金の証書を買うのは(笑)。





今まで、民間の銀行に

無理矢理国債を買わせていたのを



日本銀行が買うから、お金を融資しなさいと

言っても。





ほとんどお金は動いていない(笑)。




ばかりか、外国人の投資家も

日本円を見限って(笑)




例えば、それまで1ドルに交換できた100円が


こんどは、1000円になったりすると




ガソリンが値上がりしたりする。輸入品だから



今まで1ドルで買えたものは、100円で

よかったのに



1000円掛かってしまう。








そんなことをしてまで、日本の政治家は


消費税を上げようとした。




その理由の一つに、福島原発の処理がある。




莫大な損失を、国家で払えない。

結局、庶民に払わせようとしている訳だが




それも、自分勝手な理屈である。



だから、誰ももう日本政府を信用していないので




景気など回復していない。




経済は停滞すれば、どんどん日本円の価値は下がるから




資産家の持っている1億円の価値も下がる(笑)。





その事が、分かっている資産家は



日本から逃げているのだ。



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