転生面談ケースⅡ

~転生面談 高円寺泉~

「ほなお次の方は……、高円寺泉さん!

 アンさんは……、まあ普通でんな。可もなく不可もなく。咬んでも味が出て来んやっちゃ。

 きゃはははははは!」


「おっと、済まへん、済まへん。怒らんといて。

 別にけなしている訳ではおりませんわ。ほんま。

可もなく不可だらけの連中も仰山おるさかい、十分ましな方ですわ。」


「ボーナスポイントも、毎回推奨レベルに使ってくれとりますし……。

いやはや前言撤回。アンさんは優等生やな、えろうスンマセン。」


「今回も15位いっとこか?多少の増減は構へんので、希望を言ったってーな!」


「今回のお客はんの中ではせやな……、

他が余程つぎ込まん限りはまずまずの所に行けますやろ!

安心しーや!人生何とかしようと思たら何とかなる!

と言いながらアンさんは若く死んでしまわれとるますがな!ぎゃははははは!」


「そや、記憶が蘇る時期は全員一律なんで、その点は平等なっとるさかい。まあ、『年齢』が一緒とは限らんので、出自含めて、『やれる事』は平等になっとらんが。」


「という訳で、気張っていこか!運が良ければ従妹はんとも再会できるでっしゃろ!

 ほないってっらっしゃい~~!」

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