前々世日本人で前世勇者、そして現世は相討ちした魔王の孫(次期魔王)です

ヴォイド

序章 2度目の転生そして、入学

2度目の転生

「相討ち...か」


「まぁ、それも...悪くないな」


「本当なら平和に終わらせたかった」


「俺もだ」


「だって」


「俺らは」




前世は地球の日本という国で平和に暮らしていたからな




「次会う時は世界が平和になってから」


「予兆でもいいぞ」


「「また会う日を楽しみにしてるぞ」」














...ここは?


「名前は魔王アベル様と勇者エデルから取ってアデル」


「人間の方はエベルにするらしい」


「はい?」


「え?」


「なっ...」


「あっ、なんか...すいません」


「ラナ...私は疲れているようだ...幻聴が聞こえるよ」


「えぇ私もよ、アラン」


「取り敢えず今の世界情勢を教えてください」


「あ、あぁ」




まとめるとこう


俺が死んだ後から3年程経っていて未だに嫌い合ってる人もいるけれど基本的には人間も魔人も友好関係を築いてるらしい


その理由は残留思念を読み解けたらしくそれを発端に平和条約、更には同盟まで結んだらしい


あと、俺は魔王の孫で魔王は2代ごとだから次期魔王とのこと




「と、ところでなぜ喋れてるのかを話してくれないか?」


「それは秘密です」














あれから月日が流れ15歳になりもうそろそろで高校生だ




「アデル様は高校に行っても大丈夫だと思います...ですが!」


「な、何?セバスさん」


「アデル様の入られる高校は寮生活に加え、身分は関係ないし種族は寮一部屋に人間、魔人、エルフ、ドワーフ、獣人の5種族です」


「大丈夫だよセバスさん」


「本当でしょうか?」


「何かあったら連絡するから」


「畏まりました」


「あっ!」


「どうかされましたか?」


「セバスさん、執事長だからって無茶しないでね」


「分かっておりますとも」


「ホントかなぁ」


「アラン様とラナ様は見送れなくて申し訳ないと言っておりました」


「あはは、相変わらずだね」


「それではお気を付けて」


「うん」




さて、前々世以来の高校だ


現世は平和に過ごすぞ!

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