君しか見えない

透明なインクで書いている

朝焼け、木漏れ日、ほの街灯

その全部が見えないから僕は何度も書いている

緩い坂道、繋いだ手

全部が消えてしまう前に


君しか見えない色で書く

わたあめ、頬紅、シーサイド

その全部が見えないけど君のために書いている

僕の片手に 提灯ちょうちん

この火が消えてしまう前に


残りのインクも見えやしない

あとどれほど美しい言葉を綴れるのかな

残りの命で君を書こう


そうだ、次だ

次のうたを君に贈るよ

透明なインクで書くから

君しか見えない色で書くから

どうか歌って

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