罪の香り、嘘の香り
心さみしくて
心さみしくなって
行きずりの人と
重ね合い求め合う
言葉は空虚で
語り合う
身体と身体
そのほうが
分かり合える気がするから
だけども
何も満たされず
胸に押し寄せるのは
罪の香り
罪の匂いが
ただ香るだけ
胸がつらくて
胸がつらくなって
大切である人と
貶し合い押し付け合う
言葉は踏み外し
傷つけ合う
絆と絆
そのあとで
後悔すると分かっていても
けれども
詭弁はやめられず
心に忍び寄るのは
嘘の香り
嘘の匂いが
ただ香るだけ
胸に押し寄せる
罪の香り
心に忍び寄る
嘘の香り
物音もせず
光も影もなく
逆らい難い
嫌な香り
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