⑥下書き機能の使いやすさって、わりと大事。


 投稿した文章を下書き保存できる機能が『カクヨム』と『アルファポリス』には存在します。

 両方とも、保存後はワンクリックで該当話数を「予約投稿」や「すぐに投稿」に変更できる仕様になっています。




 それに対して『小説家になろう』では、#該当小説のページに文章を保存する__・__#場合は下書き状態での保存ができません。

 いつ投稿するかを設定するのが必須となっているんです。


 その場合、実質下書き状態を維持する為には「予約投稿日時の前に投稿日時を先延ばしに設定し直す」という作業が必要になります。


 そして投稿日時の変更は各話編集画面で行う必要があるため、例えば下書き状態にしておきたい話数が10話ある場合、10回も当該作業を繰り返す必要があるんです。

 うーん、とっても面倒。



 その代わり、下書きの代替機能として<新規小説作成>→保存という手順で作成文章をサイト内のどの小説にも位置しない、いわゆる作業領域のような場所に保管する事が出来ます。


 その場合は予約日時の設定が要求されない為、書いた文章は実質下書き保存したのと同じような状態になります。


 しかしその代わり作業領域内をフォルダ分けなどは出来ないため、例えば複数の作品を手がけている場合は「どの保存話数がどの作品かの区別が付かなくなる」という弊害があります。

(題名を工夫すれば一応判別可能ですが、それだと該当小説ページへの投稿時に一々手直しが必要になってとっても面倒)


 しかもこの機能を使う場合、当該小説ページへの投稿手順がこれまた面倒なんです。


 

 普通なら「<次話追加>作業」のみで済むところを、この機能を使うと……。


 (1)<新規小説作成> → 保存

   ↓

 (2)<執筆中小説> → 次話投稿 → 該当小説を選択 → <次話追加>作業


 という感じで、非常に作業が回りくどい。




 そうなると、やっぱり<下書き>機能はある方が嬉しいですよね。


 因みに『カクヨム』と『アルファポリス』の<下書き>機能に大した違いはない為、下書き機能はやっぱりどうしても欲しいという方はこの二つのサイトのどちらかを使うといいでしょう。



 Next>⑦予約投稿って、良い機能だからこそ選びたい。

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