誰にも会えない深い森

縁を草が生え立ち茂り隠れたる泉のそこに

眠る君が聴いている

星の名前の夢のうた


白い手首を差し出して

何がほしいかこの鍵か

奏でてみせるこの弦弾く指先から

香る花も聴いている

朝に澄むとき森のうた


流るる車窓の背景に

わたしの好きな声のうた









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