あめさむ

飴がとけるまで

歯をみがけない

 から

徘徊している

熊のようだといわれるように


雲がとけて

雨が

降下

雨が地をとかして

土が水にとけて


今が

日常にとけてゆく

人生のなかに流れてゆく

たまってゆく


きりんのように寝そべる

飴が

とけてもなお

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