よくある怪談(を私の文章で)

 アパートで寝ていると、金縛りにあった。

 首だけがどうにか動いたので、部屋の隅をながめてみると、人が立っていた。幽霊のようだった。


 その日から、毎日、金縛りにあい、幽霊も出つづけた。


 最初は暗くてよくわからなかったのだが、日を追うごとに、ベッドへ近づいているのが、髪の長い女であることを悟った。


 やがて、女の目鼻立ちもわかるようになり、さらに日が過ぎると、右手に持っているものが刃物であることも・・・・・・。

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