赤い屋根と青い屋根
二人の美少女が隣同士で住んでいた。
赤い屋根の家の女の子には、優秀で評判の兄がいた。
対して、青い屋根の家の女の子には、引きこもりの兄がいた。
赤い屋根の家の女の子は兄を自慢した。
対して、青い屋根の家の女の子は兄の話をするのを嫌がった。
ある時、うわさを聞き付けた男が見張っていると、女の子たちがそろって、それぞれの家の中へ入って行った。
男が赤い屋根の家へ忍び込み、ひとりで留守番をしていた少女を襲ったところ、誤って殺してしまった。
男は帰宅した優秀な兄に取り押さえられた。
事情聴取で、なぜ赤い屋根の家を狙ったのかと問われた男は、「青い屋根の家には、ひきこもりがいると聞いていたから」と、答えた。
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