第14話


「か、帰りたい...!!」


「甘えるな...!」


俺はナツパパにスニーカーを鬼の力で押さえられ、腹筋をさせられていた。


もう、嫌です...。


ハッキリ言って。


帰り道。


ナツに聞いた。


「いつまで続けなきゃいけないの?」


「あー、それね。

細マッチョになるまで?毎日かな?


「いや、そんなの拷問でしょ...?」


歳月流れて。両親が海外から帰って来た

夏休み後も、俺はジムに通わされていた。


更に、トウコの勉強指導も受けてた。


とりま、両親がいるときは、

お泊りがなくなっただけでも

有り難かった。


それにしてもな。

アイリの友達達は。


両親が不在の時は、

泊まりに来て。


「じゃーんけん!」をして、

俺の隣に寝るやつを決めていたんだ。






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