トーシローの家庭菜園!

穂乃華 総持

第1話 種を撒いたぞっ!(2021.04.04)

 家に帰ってきたら、自分の自転車置き場が花壇だった……。


 あなたなら、どうする(; ̄Д ̄)?


 わたしは二度見して、とりあえず表札を確かめました。

 だけど、確かにそこは35年ローンのまだ半分しか払ってない、わたしの家!

 間違いな~い( ̄□ ̄;)!!


 なら、何故にこんなものが?


 まぁ家の前で、いつまでもグズグズしてもいられない。

 しょうがないから車を移動。リビングのサッシと車のあいだに駐輪場所を確保、家に入って妻に、「あの花壇だけどさぁ……」って言ったとたんに妻は大爆笑。

「うちの前に、植木置いていいよって言ったらっ、ハハハ……」

 これで、犯人がわかりました。お義父さんです……( ̄∇ ̄;)


 明日から、お義父さんの家がリホームなんですよ。それで庭に並ぶ植木を、うちの前に置いてい~よと。

 それが大きな石を積み重ね、土を運んで花壇を作ってしまう……お義父さん、80になるのにパワフルです。(^_^;)

 それを「ハハハッ!」と笑い飛ばしてしまう、うちの妻は大のお義父さんッ子。まぁ、その人柄もあるのですがね。(笑)



 ってなわけで、うちの玄関横に花壇が出来てしまって1年半くらい。

 当初は、玄関のそばに丸い葉っぱの金の成る木、常緑樹で冬に赤い実ができる縁起のよさそうな立木、表っがわにポピーとパンジーなんて色華やかな花壇だったのですが……冬の到来で草花はすべて枯れはて、端っこの緑だけの地味~な花壇へと成り果てました。

 そのうち、またきれいな花でも植えてくれるのかなぁと……待ったけど音沙汰なし。

 お義父さんの家のリホームはとっくに終わり、「また植木が増えてるww」なのに。

 どうやら調子にのって植木を増やし過ぎたらしく、うちに作った花壇まで手が回らなくなったらしい……おいおいっ!Σ( ̄□ ̄;)



 というわけで、月日は流れて一年ほど放置されていた花壇なんですが、そのあいだに野良猫にはイタズラされるは、大きな石が積んであるだけだから豪雨のときは土石流……(>_<)

 それも玄関の横ですよ。

 しょうがないから、わたしたち夫婦で何とかしようとなったのですが。

 だけどですね……二人ともガーデニングに興味がないっ!

 そんな高尚な趣味があったら、家を建てたときに花壇ぐらい作ってるって。( ̄。 ̄ )



 そんな夫婦が初めた、家庭菜園です。

 何故、菜園かと言えば……どうせやるなら、実入りがあるもの! 花や草は食えんっ( ̄□ ̄;)!!

 なわけで、選んだのが枝豆です。

 だって、トマトやナスより簡単そうでしょ。(全国の枝豆農家にあやまれっ! 笑)

 そして、もう1つがバジル。

 これなら花が咲かなくても、葉っぱを食べるわけですからね。どんなにヘボでも葉っぱくらいは生えるでしょう。(笑)



 しかし、初っぱなから問題発生。

 一応は詳しい人からアドバイスを貰おうと、わたしのもっとも古いカクヨム友達のガーデニングと手芸の女王 竹神チエさんを師匠に任命。(本人、未承諾です。これ読んだときに、きっと倒れているでしょう。 笑)

 わたしが頂いたコメントの返信に「枝豆とバジルを植えようと思って」と書いたら、わたしが送ったコメントの返信にすぐさまアドバイスが! (カクヨムのコメント欄を、そんなものに使うなって! 笑)


『枝豆は肥料をやり過ぎると、葉っぱばっかり大きくなって!』


 あのう……もう土を入れるときに、おもいっきり入れました。一袋、全部……。

 そしてそして、師匠によれば。


『バジルは苗を植えれば、簡単!』


 師匠っ、うちの妻が種を直撒きしたのですが!

 うちの妻、ゲームは説明書どころか、パッケージの裏も読まない奴なんです。

 その妻に、

「昨日、食べたプリンのカップに土を入れて、苗を作ろうって用意しといたでしょ!」

 と問えば、

「だってここに撒いて、出てきた芽から元気そうなのを残せば同じじゃんっ!」と。

「それもそうか……」

 なんて、納得してしまったんですけど……師匠っ、どうしましょうσ(^_^;)?



 そんなこんなで始まった、我が家の家庭菜園!

 果たして、ビールに枝豆! お腹いっぱいバジリコのスパゲティーとなるのでしょうか?

 こうご期待っ!d(⌒ー⌒)!

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