第47話

 交番にて。 


 今、俺は交番で、事情聴取をされている。


 「それで、何があったんですか?」


 「えーと。はい・・・」


=====================================


 時は少し、遡り、公園にて。 


 こいつに手を出さなければ、どうという事はない。

 見事に、相手の作戦を看破し、何もしないまま帰ろうとした。 


 「ふっふっふ。バレたのならしょうがない。僕は警察官だ」


 どこか、悪者の風格をかもし出している。こんな奴が警察官をやっていて、日本この国は大丈夫なのかと、心配になる。


 「この手は使いたくなかったんだが」


 急に何かを言い出した。

 

 「貴方を逮捕します」


 「はい?」


 「僕が職務質問をしていると、貴方は逃げて追いかけたら暴行を僕に加えまいした」


 こいつ。まさか、罪を捏造ねつぞうするつもりか。

 ますます、警察官としてあるまじき行為。

 

 「国家権力乱用してんじゃねぇ!!」


 流石の温厚で優しい俺も堪忍袋の緒が切れた。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る