故郷のみち

 幼き日に登った坂

 むかしはかべにみえた坂

 てっぺんが見えずに苦労した坂

 いまはただの坂でしかなかった


 幼き日にたどった道

 むかしはどこでも繋がってた道

 先っぽ見えずワクワクした道

 いまはそんな道みえなくなった


 いつの間にか

 そういうものが消えていた

 自由を得たのに消えていた

 むかしのことを遺して

 レールを斬りたい

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