私のハツ

今日は同期の高身長すらっと体型で優しく笑顔が素敵な晴翔君と同じく同期の美咲と一緒に焼肉へ来ていた。

色々な話で盛り上がる中、私は焼き上がったハツを彼のお皿に乗せた。彼はハツが好きらしいから一番良いハツをあげる。

すると隣の美咲がハツのどこが好きなのかという質問をした。

彼は私のあげたハツを美咲に譲ると更に通路へ背を向け熱くその魅力を語った。相当好きらしい。

そして私にはカルビをくれた。私もハツが良かったのに。

お腹は満足だけど何か物足りないまま店を出ると私は用があると言い二人と別れた。本当は何もないのに。

道を歩いていると不意に雨が降り出した。浴びるように顔を上に向ける。

傘がないから丁度良い。

明日は会社を休もう。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る