第4話 わかりあえない僕ら

君のことが好きだけど

君の言ってることがわからない


君のことをかわいいと思うけど

君の趣味は理解できない


君の仕草が愛おしいけど

君が怒るポイントがわからない


君と食事をするのは楽しいけど

君の好みは難しい


僕が笑うとき

君は不機嫌で


僕が感動しているとき

君はそっぽを向いていて


僕が忙しくしていると

君は必死にしがみついてくる


僕たちは

まるでわかりあえていないよね


君を好きなこの気持ちが

本物なのかわからなくなってきて


君を繋ぎ止めたいこの感覚が

何物なのかわからなくて


君の顔を見ているのが

つらくなってきたところだよ







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