蛍雪の功

散歩道を行く老人は少年を見かけた。


「少年、何をしているのかね?」


「蛍を捕まえているんだよ。もう4時間もかかっちゃってさ」


「何故に蛍を?」


「僕の家は貧しいから灯りを買うお金がないんだ。蛍の光があれば夜でも勉強できるだろ」


「勤勉なのだな。ではアドバイスしてやろう。


               今勉強しなさい」

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