　無雲さんから、下記の情報が、いや、もうそろそろ腹筋が限界になっております。

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　江戸川の土手にけたたましく防災無線が鳴る。

「全千葉県民の皆さん、ゾン・ヴィラン・ド・サ・ガ星人を名乗る宇宙人が県内を侵略中です！　ついでに東京都が千葉県を吸収しようと侵略中！　全千葉県民よ！　落花生砲の用意を！　千葉県こそ真の首都である誇りを持ち戦え！　戦うのだ！」

　釣り人は驚くそぶりも見せずにため息をついた。

「なぁ～、俺たちは半世紀もここで釣りしとるから知っとるよ～。東京の魚も千葉の魚も同じ川で同じエサ食って生きとるのよ～。なぁ～？　宇宙人もよ～、この穏やかな川見たらよ～、心が和むんじゃね～か～？　なぁ～？」

　釣りとは、心を『無』にする事が必要な高等スキルを要する趣味である。

『無』を目指したものは、その間にある種の悟りを拓くものである。

　江戸川が江戸川であり続ける限り、彼らもずっと己を貫くのであろう。

【著者の推薦作品】

　この作品はぜひお読みください。無雲さんの心の叫びに私は瞠目しながら読ませていただいております。

「【改稿版】帰ってきた！　無雲の生態～お久しぶりです、生きてます～」無雲様著

私はかつて、廃人でした‥‥

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