接敵
朝になり、朝食へと食堂へ降りたディンと蓮。
蓮はディンにべったりとくっつき、離れたくないと意思表示をしていた。
ディンはそれを仕方がないかと考え、好きなようにさせていたが、これはこの先どうなるか、とも考えていた。
「ディン君、蓮君、おはよう。」
「リリエルさんおはよー!」
「おはようございます。」
「清華ちゃん、おはよう。」
最初に降りてきたのは清華とリリエルで、ディンが見るにお互いの感情というのが少し柔らかくなっている様子だった。
恐らくリリエルが、昨日の晩に清華に何かを伝えたのであろう、とディンは見立てを立てた。
「清華さん、貴女は何を食べたいかしら?」
「えっと……。では、このパンとリンゴのジャムを。」
「私もそれにしようかしら、ジャムなんて食べるのはいつぶりかしらね。」
店員がやって来た所に、リリエルが2人前のパンとジャムを注文する。
清華は何処か戸惑っていて、まさか同じ物を注文するとは、と驚いていた。
リリエルなりに距離を縮めようとしているのだろう、とディンはそれを見て面白くなってしまい、クスクス笑う。
「お兄ちゃん、どうしたの?」
「いや、なんでもないよ。」
「変なのー。」
リリエルはディンが笑っている理由に気づいたらしく、ほんのりと赤面する。
それがまたディンには面白くてたまらない様で、声を堪えながら肩を震わせて笑ってしまう。
「ディン君、あのねぇ……。」
「ごめんごめん、あんまりにも可愛いもんだからさ……。」
「どうかされましたか?私の顔に何かついていますか?」
「違うんだよ清華ちゃん、ただちょっと安心したってだけだよ。」
可愛いと言われ、更に顔を赤くするリリエルと、状況が飲み込めていない清華と蓮。
清華と蓮は不思議そうな顔でディンを見つめていて、リリエルは若干恨めし気な視線を送っている。
「oh!朝から愉快な話か?」
「みんな、おはよー……。」
そこに、ウォルフと修平がやって来た。
修平はまだまだ寝足りないといった風で、ウォルフはディンが笑っているのを見て、何やら興味がある様子だ。
「何でもないわよ、何でもないの……。」
「そだな、何でもない。」
ひとしきり笑ったディンが、あー面白かったと深呼吸をする。
ウォルフは赤面しているリリエルを見て、何があったのかを推察し、ディンが笑っていた理由を考える。
清華と蓮がきょとんとした顔をしている事から、どうやら2人は理解出来ていない事の様だ。
となると、リリエルの心境の変化についてが妥当な所だろう、と考えをまとめる。
「お待たせいたしました。」
「あ、ありがとうございます。」
「……。hahaha!そういう事か!」
「ウォルフさん、どうかしました?」
そこに運ばれた、2人前のパンとジャムを見て、ウォルフはなんとなく理解する。
そして愉快そうに笑い声を上げ、リリエルの肩を叩いた。
「良い傾向だな、リリエルちゃんよ。」
「う、うるさいわね……。」
「これと何か関係があるのですか……?皆さんのお考えは、よくわかりませんね……。」
不器用なりに距離を縮めようとしているのだろうと理解したウォルフは、笑いながら席に着く。
修平と蓮、清華はやはり理解が出来ないという顔をしていて、ディンはひとしきり笑ったからもう落ち着いたようだ。
リリエルは、何かを言われる度に、その顔の赤さを増していく。
「清華ちゃん、リリエルちゃんは前とは違う様に見えるだろうが、それも若さの特権だ。」
「は、はぁ……。」
「余計な事言わないで頂戴よ……。」
いまいちウォルフの言葉が理解出来ていない様子の清華と、恥ずかしくてたまらない様子のリリエル。
対照的な2人を見ていると、また笑いがこみあげてくる。
「おはようございまーす……。」
そこに、竜太と大地がやってくる。
竜太は笑っているディンとウォルフを見て首を傾げ、リリエルを見て何かを感じ取る。
2人がリリエルをからかっている様に見えたのだ、それはそれで珍しい事があるものだと。
リリエルが怒っているのではなく、顔を赤くしているというのも、また珍しい。
というよりも、竜太はそんなリリエルを見た事がなかった。
「リリエルさん、顔真っ赤ですね……?」
「りゅ、竜太君……。見ないで頂戴……、情けないわ……。」
「竜太よ……。あまり深く、探らぬ方が良いと思うぞ……。」
リリエルが恥ずかしさで爆発でもしてしまいそうだ、と考えていると、大地が竜太に余計な詮索はよせと口を出す。
人とあまり関わってきた訳ではないが、こういう空気は昔見た事があったからだ。
檀家の人間が恥を告白し、それを住職である父が聞いていた。
その時の空気に、何処か似ている様な気がしたのだ。
「なんかよくわかんないけど、お腹空いたよ。」
「そうだな、とりあえず飯を食うとしよう。」
「僕達もそうしましょうか、大地さん。」
「うむ……。」
わかっていない人間と、わかっている人間の違いがまた面白いのか、ディンは肩を震わせて笑っている。
蓮達はなにがなんだかという感じで、頭に?を浮かべながら食事を食べ始めた。
「さて、これから皆には武器を取りに行ってもらうんだけど、ついでに魔法も鍛えて貰おうかな。」
「魔法?みんな魔法使えるよぉ?」
「いま皆が使ってるのは、四神の属性に合わせた魔法なんだ。それ以外にも、適正がある属性があるからな。それを、竜神の元で覚えてきてほしいんだよ。」
あれから俊平とセレンも食堂にきて一同が食事を終え、宿を出て駅に来ていた。
機関車の汽笛が鳴り響く中、ディンは少し修行をして来いと伝える。
「例えば清華ちゃんと修平君は雷、俊平君は風属性だな。大地君は……、土一つだけど、その分魔法の習得が速くなるはずだ。」
「それぞれの魔法の属性に適正がある、だからそれを学んで来い、という事ね。私達は付き添う形で良いのかしら?」
「あぁ、指南役の4人はそれぞれについて行って、道中の修行をつけてほしい。外園さんは、蓮と俺と一緒に行動だな。」
「私もですか?別段する事もありませんので、構いませんが。」
外園は、自分にも何かあるのか?と頭に疑問符を浮かべる。
魔法なら今でも十分使える、そして蓮と外園は接点は少ない。
同行する理由がない、というのが正しいところだ。
「まあ、色々とな。機関車の金は竜神の関係者って話を通してるから、心配しないでくれ。それじゃ、それぞれ行ってらっしゃい。」
「みんないってらっしゃーい!」
4組になったそれぞれは、まずは指南役達が聞いていた、武器を造っている竜神の元へ向かう機関車に乗り込んだ。
蓮と外園、ディンはそれを見送ると、駅を出て街の中心へと向かっていった。
「さて、外園さんはデインに会った事があるんだよな?」
「はい、だいぶん昔の話ですが、一度だけお会いした事があります。」
「じゃあ話は早いな、行くか。」
「行くってどこにぃ?」
街の中心部には、1つ大きな石像が立てられていた。
それは天を見上げ咆哮している竜の石像で、外園はそれが何を意味するか理解している様だった。
「蓮、デインに会いたいって心の中で願うんだ。思いっきり願って、この石像に手を当ててくれ。」
「はーい!」
先に石像に手を当てていた外園に、言われた通りに念じながら石像に手を当てる蓮。
街の人々は、その蓮達の行為に見向きもしない。
通りを歩いていた亜人の目の端に、3人が映る。
そして、その亜人が瞬きをすると、3人はそこから消えてしまっていた。
誰もそれに気づかない、誰もそれを気にしない。
ただ、忽然と3人は姿を消した。
「蓮、もういいよ。」
「……。わぁ!?」
眼を瞑っていた蓮が眼を開けると、目の前には白銀の大きな竜が眠っていた。
周囲は石か何かに囲まれた閉鎖空間で、いつの間にやら移動をしていた様子だ。
周囲にぐるりと松明が壁に設置されていて、ぼんやりと明るい。
「お久しぶりです、デイン様。」
……外園君、久しぶり……
「え!?デインさん!?」
……そうだよ、蓮……
目の前の竜は口を動かしていない、しかし声が頭の中に聞こえてくる。
人間から竜になった竜神、つまりディンやデインは、言葉を話す事が出来ない。
しかし、テレパシーで話したい相手とは話す事が出来る。
「えっと、えっと、デインさん!はじめまして!」
……初めまして、蓮……
「デインさんが力をくれたから、お兄ちゃんと会えたよ!」
……それは良かった、僕の力は上手く使えてるかい?……
蓮はずっと会いたがっていたデインに会えて、少しパニックを起こしている。
有名人に会った時の感情に、似たものだろう。
話したい事は沢山あるはずなのに、中々言葉として出てきてくれない。
「それで、えっと……、えっと……。」
「蓮、デインは何処にもいかないから、落ち着きな。デイン、デインの見立てでは蓮はどれくらいお前の力を使えてる?」
……3割くらいかな……
「まあそんな所か、大体予想通りだ。今のデインの力を全開放で使えたら、蓮は人間じゃなくなっちまうからな。」
ディンはデインに確認をすると、何処までなら解放させて良いのかを考える。
現在が3割程度で、何割程度まで能力を使わせても、人間の形を保っていられるか、という思案だ。
「デイン様、ディンさんの事は以前は教えて頂けませんでしたが、それは何故ですか?」
……まだ、ディンがこの世界に来るとは限らなかったからね……
「そうでございましたか。ディンさんからデイン様の過去についてもお聞きしましたが、闇の渦という存在は、デイン様自体がそうなられたのですか?」
……あれは、僕の中の闇が世界の闇と呼応して、形を成したんだよ……
成る程、と外園は口元に手を当てる。
ディンはまだ思案中の様で、話についていけない蓮が2人をきょろきょろと見ていた。
「お前がデイン様の力を使う戦士カ、まだまだ子供じゃないカ!」
「ランド、そういう事は言ってはいけませんのよ?」
「だ、誰!?」
静かになっていた空間に、声が聞こえてくる。
蓮がその声に反応すると、2つの光がデインの傍に現れ、人間の形になる。
その人間は蓮とそう歳は変わらなそうな少年少女で、男の子の方は短い金髪に赤い瞳、女の子は腰まで伸びた銀髪に青い瞳だった。
「デイン様、この子供達は……?」
「ご挨拶が遅れましたわね。私はルミナ、こっちはランド。デイン様の傍仕えをしている巫女ですわ。」
「巫女ってなあに?」
「神に仕え、神の身の回りの世話をする者の事ですよ、蓮君。以前訪れた際は、お会いしませんでしたが。」
ルミナが自己紹介をすると、蓮は疑問符を浮かべる。
外園が巫女という役割を説明すると、ようするにデインのお世話をしている子供達なのか、と理解をする。
「おい竜神王!千年前には来なかったのに今回は何故来たんダ?」
「今回は外界からの干渉があったからだ、巫女ならそれくらい聞いてないのか?」
「こらランド……。申し訳ありませんわディン様、ランドはまだ子供気分が抜けていないのですわ。私は、外界からの干渉についても把握しておりますわよ?」
「オイラだって外界からの干渉には気づいてるゾ!」
子供同士の様な掛け合いに、外園と蓮は本当に子供なのではないかと感じてしまう。
ディンだけは違うというか、正体を知っているからその空気に飲み込まれずにいた。
「まあ今回は蓮とデインを会わせたかったってのと、外園さんもデインと会った事あったみたいだから連れてきたってだけだ。あと、蓮の今の状態が知りたくてな。」
……蓮は今は落ち着いてるね……
「僕?僕がどうかしたの?」
「デインの力をちゃんと使えてるかどうかの確認だよ、安定しないと上手く使えないんだ。」
ディンがデインに聞いたのは、蓮の闇の状態だ。
力を貸す事によって蓮とリンクしているデインの方が、蓮の状態がよくわかるだろうと踏んでいたから、それを確認したかったのだ。
しかし、それを蓮に伝えるのはまだ早いと思っていたから、誤魔化す。
外園はなんとなくディンの意図に気づいた様子で、デインの言葉の意味を把握する。
「それじゃ、用は済んだから行くな。」
「あ!待って!」
「どうした?蓮。」
「僕……。もうちょっと、デインさんとお話ししたいな……。」
蓮はある程度落ち着いた様子で、ディンにお願いをする。
ディンは少し考える素振りを見せ、わかったと頷いた。
「じゃあ2人きりになった方が良いな、俺と外園さんは先に外で待ってるよ。」
「ありがとう!」
……ランド、ルミナ、下がってくれるかい?……
「わかりましたわ、ほらランド、行きますわよ?」
そういうとディンと外園、ランドとルミナは光に包まれる。
ランドは何か言いたげな顔をしていたが、こればかりは仕方がないかとそれに甘んじる。
4人が消え、デインと蓮だけがその場に残された。
エレメント中央、デインの石像の前に光が零れ、ディンと外園が現れる。
だが、それを気にする者は誰もいない、まるでそれに気づいていないかの様だ。
「ディンさん、貴方は蓮君をどう見ますか?デイン様は落ち着いていると仰っていましたが。」
「……、難しい質問だな。蓮の闇はいつ溢れてもおかしくない程に強い、そうなってないのが奇跡みたいなもんだ。どうしてなのか、俺もわからないんだよ。」
「デイン様がお力を与えているから、ではないのですか?」
デインの力で蓮の闇を封じ込めている、と感がえるのが、妥当だろう。
外園はそう思っていたし、当然ディンもそうだと考えているものだと思っていた。
しかし、今のやり取りではその考えからの言葉としておかしい、と感じる。
「俺達竜神の力に、闇を封じ込める様な要素は無い。俺達竜神だって闇を抱えてるし、それが魔物になる事もある。デインの時は、デインの体に竜神達の闇とか、千年前の人々の闇も流れ込んじまってたから、闇の渦になった。」
「では、蓮君も他者の闇を抱えている、というのはどうでしょうか?」
「それは事実だ、蓮は蓮自身が抱えてる闇以外の物も抱えてる。なのに魔物が現れたり、魔物化したりしないってのがおかしいんだ。」
ディンはあくまでわからないという主張をする、しかし外園にはそれが偽りにも見えてしまう。
ディンは蓮に関して何かを隠している、と外園の勘が囁いている。
何か確証がある訳では無い、決定的な証拠がある訳でもない。
しかし、ディンやデインは何かを知っている、そう考えてしまう。
それを今は言えないだけなのか、それとも誰にも言えない様な事なのか。
そこまでは推測出来なかったが、何かを隠しているという事だけは理解出来た。
「……。ディンさんがわからないというのなら、恐らく誰にもわからないでしょう。デイン様もご存じでは無いご様子でしたし、奇跡が起きているとしか言えないのでしょう。」
「その奇跡が持ってくれれば良いんだけどな。」
ディンは、隠し事に関してはボロを出さないだろうと、外園は考えていた。
1500年も生きているのだ、自分より嘘が上手くて当たり前だ、と。
恐らく竜神の掟に関する事なのだろうと、そこまでは予想が着く。
そうなると、いよいよディンは隠す以外に選択肢が無いだろう、とも考えられた。
「あのね、そのね…。」
……どうしたんだい?……
「僕、デインさんにお礼言わなきゃってずっと思ってたの。デインさんが力を貸してくれたおかげで、お兄ちゃんと会えたから…。」
……ディンの事、好き?……
「大好きだよ!だって、お兄ちゃんは僕を助けてくれたんだもん!」
蓮は本当に嬉しそうに、デインに話かける。
蓮を直接的に救ったのはディンだが、デインがきっかけを作ってくれなければそれもなかったからだ。
蓮自身それを承知しているし、承知しているからこそデインに会いたがっていた。
お礼を言いたい、危険かもしれないけれどきっかけをくれて、ありがとう、と。
「お兄ちゃんと離れ離れになってね、僕すっごい寂しかったの…。だから、一緒に居たいんだ…。」
……蓮はまだ子供だからね、それでいいんだよ……
「デインさんはランド?君達といっつも一緒にいるの?寂しくなあい?」
……僕は、2000年前まで眠ってたんだ。目覚めてからは、ずっと2人が傍にいてくれてるから、寂しくないよ……
「え!?じゃあランド君達何歳なの!?」
デインが長生きなのはあまり驚かないが、ランドとルミナが2000歳以上である事に、大いに驚く蓮。
それもそうだ、見た目の年齢だけで言えば自分とそう変わらないからだ。
普通の人間の子供に見えたが、違うのだろうか?と考える。
……あの子達は僕が目覚めた時には、もういたんだよ……
「じゃあ、それよりも前からいたかもしれないの?」
……僕にはわからないけど、そうなんじゃないかな……
「凄いなぁ……!」
デインと話していると、楽しくなって来る。
それはきっと、ずっと会いたかった相手だからなのだろう。
蓮はずっとデインに会いたがっていて、それが9か月越しにやっと叶った。
たった9か月と言えなくもないが、蓮にとっては凄く長い時間だったのだろう。
「ねぇデインさん、デインさんはずっとドラゴンなの?お兄ちゃんの叔父さんだって言ってたけど……?」
……僕も元々は人間と同じ姿をしていたんだよ。でもある時、この姿にならなきゃならない様な事があってね……
「そうだったんだ…。お兄ちゃんが、一緒に暮らしてたんだけどって言ってたから、離れ離れだと寂しくないのかなぁって思ったの。」
……寂しいと思う事もあるよ、ディンや家族の皆は、とても暖かかったから……
デインにとっては一万年以上前の出来事で、蓮やディンにとっては一年少し前の出来事。
デインが千年前の人間や、その時の人間の闇の奔流に飲み込まれ、闇の渦を作り出してしまった。
ディン達はデインを助け、その代償としてディンはドラゴンになった。
それを人間の姿に戻す為に、デインはドラゴンの姿になったのだ。
「じゃあ、僕がいっぱい遊びに来るね!そしたら、寂しくないよ!」
……ふふ、ありがとう、蓮……
「お話出来て良かった!また会おうね!デインさん!」
……それじゃあ、ディンの所に戻ってあげてね……
蓮は少し満足したのか、デインに向け手を振る。
退去の為にデインが魔力を練ると、蓮の体が光に包まれ、そして消えた。
……蓮、君は……
残されたデインは、蓮の将来について憂う。
もしも、デインやディンの予想通りの事が起きようとしているのなら。
そうなった場合、本当にディンは蓮を斬らなければならない。
そしてそれは、蓮の死を意味する。
そうなってほしくはない、だから力を与えた。
デインは願う、蓮が幸せになってくれる事を。
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