第49話 建国Ⅰ

 ナリユキさん、ランベリオンさん、ノア君、ベリトさん、そして私の計5人がパーティーとなった。実際こういうのなんて言うか分からないから、パーティーということにしておこう。


 で、正直言ってめちゃくちゃ強いパーティーだ。Z級の魔物が出てこない限り、相手になる人はいなそうだ。カルベリアツリーのダンジョンでめちゃくちゃ強くなっちゃったもんな。ナリユキさんとノア君なんか規格外だし。相変わらずMPは少ないけどね。



■名前:ナリユキ・タテワキ

■性別:♂

■種族:人族

■称号:神の化身

■勲章:なし

■MP:9,000,000

■強さ又は危険度:S


■パッシブスキル

駆ける者Ⅴ:自身の走力を500%アップする

鑑定士Ⅵ:対象者のプロフィールやスキルを、全て視ることができ、究極の阻害者アルティメット・ジャマーの干渉を受けない。

物理攻撃無効Ⅴ:物理攻撃と認識できる攻撃全てを無効にして、ダメージを0として扱う。

狙撃手Ⅴ:銃を扱っているとき、狙いたい場所に必中する。尚、防衛系のスキルや、ガードをされた場合はこのスキル効果は無効となる。

熱無効Ⅴ:熱さの影響を体に受けない。

熱変動耐性無効Ⅴ:急激な温度上昇による自身に対するあらゆる影響を無効化する。

斬撃無効Ⅴ:あらゆる斬撃攻撃を無効化する。

自動回復Ⅴ:体力が減少する度に自動回復を行う。回復速度は状況により異なる。

銃弾強化Ⅴ:銃弾の威力、貫通力を200%アップする。

爆破強化Ⅴ:爆破現象が起きるスキル、武器の火力を150%アップする。

爆破範囲強化Ⅴ:爆破現象が起きるスキル、武器の爆破範囲を150%アップする。

洗脳無効Ⅴ:洗脳に関するあらゆる現象が無効となる。

耳栓:人体に及ぼす大きな音が聞こえた際、90%カットする。

体内時計:世界の時間を正確に把握することができる。

念話Ⅴ:対象者を思い浮かべることで、思い浮かべた対象者と頭の中で話し合うことができる。

究極の阻害者アルティメット・ジャマー:アクティブスキル、鑑定士の効果を完全に無効化する。

急所狙撃Ⅴ:狙って攻撃をする武器やスキルでの急所へのダメージが500%アップする。

痛覚無効Ⅴ:自身を苦しめる痛みを無効化する。

自動再生Ⅴ:脳が残っている限り、自身の体を元通りにすることができる。

排除リジェクト:対象者にダメージを与えながら吹き飛ばすことができる。


■アクティブスキル:火炎放射フレイム・バースト:口から炎を射出する。

死の領域デス・テリトリー:半径2m以内の生物を自動的に察知することができる。

身体向上アップ・バースト:自身の身体能力を向上させる。尚、所有者の実力によって上昇率は異なる。

大爆発エクスプロード:目標に手を向けることで、爆発範囲半径5kmまで設定可能な大爆発を起こさせることができる。


■ユニークスキル:創造主ザ・クリエイター:手からあらゆる物を出すことができるが、水や食料、燃料などは出せない。出すモノを具体的に想像することによって完成度が変わってくる。


■アルティメットスキル:殺戮の爆風撃ジェノサイド・ブラスト:生物の脈をナノサイズで傷をつける爆風を放つことができる。




 こうして見るとナリユキさんはアクティブスキルの数がめちゃくちゃ多い。スライム倒しまくって自動再生を覚えてたからほぼ無敵だし。ナリユキさんを倒そうとすると、状態異常で動きを止めて、そのうちに頭を飛ばすしか方法が無いもんね。でもまあ、この先の旅でもっと強くなるから、益々化け物になっていく。


「お、着いたな」


 私達はマーズベル森林に三日かけてやっと着いた。長かった。変な話皆がいるから致すこともできない。性欲に忠実な私にとっては苦痛だった。あとは、馬車の揺れもやっぱりしんどい。けれども、来る途中に色々な魔物を狩って食べて、皆でピクニックをしている気分だったから楽しかったと言えば楽しかった。


 そして、今日からは自由な生活できる! ナリユキさんが出してくれた寝心地最高のマットレスで寝ることができる。


「すごく綺麗なところですね」


「こんなところに住めるなんて嬉しいです」


 ルイゼンバーンさんが連れてきた、皆さんは各々感想を述べていた。女性がいっぱい増えて私としては嬉しい。


「ミク様。本当にここで住んで宜しいのでしょうか?」


「勿論いいですよ。ここまで来たのに、今更駄目っていう鬼がどこにいるんですか」


「ありがとうござまいます」


 そう声をかけてきて、礼を言ってきたのは、獣人で戦闘スキルも高いミーシャさんだった。褐色肌の獣耳で切れ長のぱっちりとした綺麗な目をした可愛くて格好いいミーシャさん。けれども、胸は私よりある。アマゾネスのような、露出度の高い戦闘服? を着ているから、プロポーションが丸わかりだ。推定カップ数はG! 負けている。悔しい。私Fだもん。


 あ、でも柔らかさは多分私の方が上だから勝負は引き分けでありたい。この柔らかい胸でナリユキさんを誘惑してやる。前はキスできそうだったのに、ランベリオンさんに邪魔されて無理だったからな。あのドキドキは久しぶりだった。恥ずかしくなって部屋に戻っちゃったけど凄くはかどったのは内緒。

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