第8話 傷
月日は流れ。
ルークは、ここ最近自分の身に起こった出来事に対して苦しみつつも、心の均衡を保つために、それらを受容し、自分なりに折り合いをつけて前に進もうとしていた。
(考えてばかりじゃ、始まらない)
魔法院の長官、ゲーデリッツ長官が親友のスヴェンを無罪にしてくれると。
果たしてそれが現実的に可能なのかどうかという疑問はあったが、今はただ待つしかない。全ての結果を。
ルークは、魔法学校の卒業を控えていた。
「魔道士」の称号を得るためには、魔法学校における複数の卒業試験をクリアしなければならない。そして全ての試験を合格した者には、学校卒業後に晴れて「魔道士」の称号が付与される。この称号は、「魔法抑止法」という法の下で、その法に違反しない限りにおいては、公に魔法を使用して良いという、いわば「資格」のようなものだ。
ルークはこの卒業試験に全て合格しているため、学校卒業後に魔道士の称号を得ることが出来る。
ルークには夢がある。
夢、というより目的、だろうか。
その目的のために、「魔道士」の称号を得ることは最低条件である。
「ああ、ルーク!ルークじゃないか!」
ひどく甲高い声に、ルークは振り向く。声の主は、同級生のモーフィアスだ。
びっしりとストレートに整えられた髪に黒の眼鏡という出立ちは、いかにも真面目っぽさを醸し出していたが、彼自身はどちらかというと陽気でくだけた性格の男だ。
「新聞の記事を読んだよ…厄介なトラブルに巻き込まれて大変だったかもしれないが、君は気にすることはない。悪いのは全部スヴェンなんだろう?」
ルークの胸に鈍痛が走る。新聞記事の内容は知らない、というかあえて読んではいなかったが。そうか、周囲ではそういう解釈をされているんだ。事件の顛末は、全てスヴェンが起こしたことなのだという一般認識。
「こう言っちゃなんだが、さすがに民間人を殺したのはまずい… レンバルト魔法学校のイメージもこれで他に落ちた。スヴェンはあまり出来の良い生徒ではなかったし、なぜ彼は使い魔を召喚したんだろう?
制御不能に陥った使い魔ほど、危険なものはないというのに…」
モーフィアスの言葉は明らかに、スヴェンへの非難が込められていた。
彼に真実を伝えたかったが、言ったところで信じてはもらえないし、余計な諍いも今は抱え込むべきではなかった。
「言いすぎよモーフィアス。新聞記事の内容を鵜呑みにしないで。フランドワース地方新聞社は、基本的に魔法使い嫌いなんだから。魔法使いが不祥事を起こせば、大袈裟に記事を書いているかもしれないわ。」
割って入ったのは、桃色の髪をした少女、ローラだ。基本的にモーフィアスと行動をともにしており、本人たちは否定しているが、2人は付き合っていると、もっぱらの噂だ。
「スヴェンだって何か理由があったに違いないわ…使い魔を…魔法を使わざるを得ないような状況が。」
ローラは物事を中立に見るほうだ。単刀直入に発言するモーフィアスの言葉を、必要に応じてローラが修正する。これはいつもの流れではあるが、そのおかげでモーフィアスも周りの人間も、余計なトラブルを抱えこまずに済んでいる。
「そうだな…すまない、ルーク。スヴェンは君の友達だというのに、無遠慮な発言をしてしまって、申し訳ない。」
モーフィアスがルークに詫びる。
「いいんだモーフィアス。今スヴェンは裁判を待つ身だから。僕は、彼の潔白が証明されることを、信じているから…
ローラもありがとう。じゃあね、僕はもう行くよ。」
そう言うとルークは、早足にローラとモーフィアスのもとを去る。
潔白…
そう、スヴェンは潔白だ。それは理性的に、という意味で。法的には、その限りではないが…
「久しぶりね、ルーク」
ルークは、彼の担任教員であるビアンカ・ラスカーと久しく対面する。
「どう、調子は…?」
「いろいろと考えこむこともありましたが…少しはましになりました。」
「そう…
少し、痩せたわね。ちゃんと食事はとれてる…?」
食べた食事の8割は喉を通らず、吐いていたが、ルークはそれをラスカーには、あえて言わなかった。
「食欲のほうは大丈夫です。今はただ、スヴェンのことだけが心配です。」
ルークは、ラスカー先生がジョージ・ハースが死んだ件について、あえて自分に伏せていることを察していた。
無論彼の死を —— 意図せずしてルークは知ることになってしまったわけだが…
おかげで食欲は減退し、スヴェンの件も含めてルークの心は疲弊していた。
しかしそのラスカー先生の気遣いを無駄にしまいと、ルークは先生に嘘をついていた。
「…ちゃんと眠れてる?」
「…はい。大丈夫です」
本当は、休学処分中まともに睡眠などとれていなかった。眠ろうと思っても、頭の中でいろいろな感情や思考が、ぐるぐると回り続け離れない。それが延々と続き、気づいたら朝になっている。その繰り返しだった。
「そう…」
ビアンカ・ラスカーにはルークが嘘をついていることはバレバレだった。元々細身だったルークの体は、更に痩せ細って、目の下にはクマができている。
だからと言ってその嘘を指摘することには、意味がない。食欲がなく眠れないのは、心の不穏が取り払われていないからだ。
そして、「心」に正常なバランスを取り戻すために、はげましの言葉をかけるとか、不安を取り除く言葉をかけるとか、そういうものがほとんど意味を成さないことを、ラスカーは知っていた。
「…もうすぐ卒業式ね。ルーク、あなたは卒業後、どういう仕事をしたいとか…そういうのはある…?」
ラスカーは意識的に、スヴェンの話題を避けた。スヴェンの進退が決まるまでは、この話題を持ち出すことは堂々巡りでしかなく、余計にルークの不安を煽ることになるかもしれないと、ラスカーは思っていた。
「卒業後…
そうですね。僕が就きたい仕事…
僕は、″調査隊″に入りたいんです。」
調査隊とは、″国王″からの極秘任務を遂行する部隊のことで、この部隊に入れば、王室の支援のもと世界中をまわることができる。その任務の危険性ゆえ、調査隊に入ることができる者は限られているが…
「調査隊…すごいわね。でも、あなたならきっと入れるわ。」
「ありがとうございます…」
魔法学校の卒業生には2種類いる。
一つは、あまり波風立てずに平穏に生きていきたい者。争いや対立を好まず、生活できるだけの稼ぎさえあればいい。結婚して子どもをつくり、幸福に過ごす。願わくば、エストリア王国に溶け込んで、その社会の一員として国民に認められたい。
もう一種類は、大望を抱き、その目的のために魔法使いとしての自分をフルに活用したい者。出世欲の強い人間だったり、なにか大きなことを成し遂げたい者だったりが、このタイプに分類される。そして、えてしてこういう魔法使いは、敵も作りやすい。
ルークはきっと後者なんだろうと、ラスカーは思った。調査隊なんていう危険な仕事に就きたい魔法使いは珍しい。きっとルークには、何か目的があるのかもしれない…
ラスカーは思慮しつつも、あえてその理由を彼には訊かなかった。
「ラスカー先生…いろいろと迷惑をおかけしました。僕はまだまだ弱い人間です。
先生のように、強くはなれない。
この胸の中にある漠然とした不安が…消そうと思っても消せないんです。…現実を受け入れていくしかないのに。
だから、もっと強くなれるように頑張ります。」
「ルーク、私はそんな強い人間じゃないのよ。
それにね…人間の心は常に揺れ動くものよ…
それを否定することなんてできないわ。
″迷い″や″苦しみ″は必要なことなの。
それも自分を形作る大切な経験だから。
もし″苦しみ″を忘れてしまったら、あなたはあなたじゃなくなるわ。」
ルークの胸は、締め付けられるように苦しくなる。ラスカー先生の言葉は、ルークを肯定してくれている言葉だ。
なのに…それは同時に、ルークを否定する言葉でもあるように思えた。ラスカーには、決してそのつもりがなかったとしても。
「そうですね…先生の言う通りです。
久しぶりに話が出来て、良かったです。ではこれで、失礼します。」
実際、ラスカー先生と話ができて、心が落ち着いたのは事実だった。ラスカーは厳しいところもあるが、生徒のことを心から気にかけている。ルークは彼女のことを信用していた。親友であるスヴェンと同じくらいに。あるいは、それ以上かもしれないが…
ルークはラスカーの元を去った後、学園内の図書館に来ていた。だだっ広く薄暗い灯りに包まれた図書館の間は、奇妙な怪しさを備えていたが、ここには古今東西のあるゆる歴史や知識が詰まっている。
「君はルーク・パーシヴァル君じゃないか。何かお探しの本でも?」
ルークに声をかけてきたのは、図書館の館長、ハインリヒ・フィッシャー館長だ。かなりの高齢で、身長はルークと同じく166cmほどしかない。眼光鋭い灰色の目と、酷く大きな鷲鼻は、否応にでも人々の印象に残る顔立ちだった。
「魔法使いの心得?魔法と法について?魔道士の未来展望?いろんな本がこの図書館にはある。
私は館長だからねぇ、その全てを把握している。ご希望に沿えるような本があれば、紹介するよ?」
陽気な調子で話しかけてくる館長は、静寂な図書館の雰囲気とは違い、えらく喧騒だ。
「フィッシャーさん。特に何を探しているわけでもないんですが、ちょっと気晴らしに本でも読もうかと思いまして…」
「それは感心なことだ。本にはあらゆる″歴史″が詰まっている。それは人の知識であったり、感情だったり… あるいは自らが見たものであったり…
書物があるから、人々は歴史を学び、そしてそれらを後世に伝えていくことができるのだ。だからこそ、人間は″過去″を忘れることはないんだ…」
フィッシャーはどこか懐かしむような目で、図書館に積まれている本の山を見上げる。
「忘れさせてはならないんだ…」
ひどく小声で、呟くように放ったフィッシャーの言葉。その声色は、どこか哀しみを帯びたように、ルークには感じられた。
「歴史…
フィッシャーさん、この国には2つの戦争があったんですよね。
50年前の内戦。そして10年前の世界大戦。
10年前の戦争は、このエストリア王国と世界の国々が戦った戦争。
そして50年前のエストリア内戦は、魔法使いと人間たちの戦い。
…僕は内戦の実情をよく知りません。この国の歴史書を読んでも、詳しくは書かれていない。館長、なぜ同じエストリア民である魔法使いと人間同士が、戦うことになってしまったのでしょう。
あの内戦を生き延びたあなたなら、何かご存知なのでは…?」
フィッシャー館長はしばらく沈黙していたが、やがて、ひどく言葉を選ぶように、ルークに説明する。
「確かに、戦いが起きる要因とは複雑なものだ。そこにはあらゆる思惑が″複雑に″絡まり合い、やがて亀裂が生まれていくのだ。
…修復できない亀裂が。
その中には所謂…憎しみというものも含まれるだろう。だが人が憎みあって戦いを起こすこと。それは愚かなことだ。だから我々は、同じ過ちを繰り返してはならないのだよ…」
質問の答えにはなっていない。ルークはそう思った。
だが考えてみれば、内戦経験者に、戦いのことを語らせるのは、その人の傷を抉るという行為そのものなのかもしれない。
人には語りたくない経験というものがあるはず。
…だからこの件について、あまり深入りして質問するというのも、不躾かもしれない。
「ルーク…歴史は我々が作っていかなければならないのだ。」
「歴史を作る…
それは、魔法使いと人間がもう2度と争いを起こさずに、仲良く共存できる社内を作る。ということでしょうか…?」
「人それぞれの信念だよ…1人1人が作りあげたいもの。それはさまざまだ。
そしてその信念の積み重ねが、歴史となる。
そして歴史とは、記憶に刻みつけられるような、″傷跡″の大きいものでなくてはならないのだ…」
「傷跡の大きい歴史…
館長は… あなたが作りたい歴史とは、何なのですか?」
「…もう2度と、魔法使いと我々が戦わなくていい社会の創生だよ」
館長の言葉には、僅かばかり熱がこもっているようだった。たぶん、この言葉は真実なのだろう。
—————
「それはどういう意味ですかな?ゲーデリッツ長官。」
「魔法院」長官のヴェルナー・ゲーデリッツは、ルークの友人スヴェンを救うために、「司法院」と交渉をしていた。
「言った通りだ、パルマ検事官。スヴェン・ディアドールの起訴を取り下げて貰いたいのだよ。」
「馬鹿な…スヴェン・ディアドールは″魔法抑止法″に違反したんだぞ。彼は魔法学校の生徒であり、″魔道士″の称号を持たない無資格者だ。
資格を持たないのに、魔法を使った。
あまつさえそれによって民間人に死者が出たのだ。そんな人間の罪状をなしになどできない。」
「だが、スヴェンは友人を救おうとして魔法を使ったのだぞ?正当防衛だ。」
「どのような理由であっても、魔道士の称号を持たぬ者が魔法を使用することは違法だ。そもそも…」
しかしパルマ検事官の話を、ゲーデリッツ長官は遮った。
「ところでパルマ検事官。スヴェンの使い魔によって死亡した、ジョージ・ハースという男については、どこまで知っている?」
「…いや、詳しくは知らない」
「では、彼が行っていた仕事については?」
「……」
パルマ検事官は口をつむぐ。
「ジョージ・ハースは、東部国境で問題になっている難民達の人身売買。その運び屋をしていた。そして、ジョージ・ハースに仕事を依頼した人間…人身売買ブローカーのクルーガーという男については?」
「…何も知らない」
「…とぼけるな、パルマ」
ゲーデリッツはそう言うと、一つの書類をパルマ検事官に見せつける。そこにはこう書かれてあった。
″私、オットー・クルーガーは、ジョバール郡における一連の人身売買行為に関わったことを認めます。この地域における犯罪行為において、私は郡の検事官に便宜をはかってもらうため、賄賂を渡していました。検事官の名前は、フランシス・パルマ。私は彼に多額の金銭を支払う見返りとして、この地域における犯罪行為を見過ごしてもらっていたのです。私の量刑を減刑することを条件に、私はこの事実を告白いたします。———オットー・クルーガー″
「私はクルーガーと取引をしたのだ。これはクルーガー自らが書いたものだ。やつはお前に賄賂を渡し、お前はやつの犯罪行為を見逃した」
「…私を脅すつもりかゲーデリッツ?
そんな紙キレに何の意味がある?
罪人と司法取引をして良いのは司法院の人間のみだ。あなたが魔法院の長官であろうとも、罪人と勝手に取引をするなど越権行為だ。」
「そうかね。ならこの紙キレは何の効力も持たないな。なら私は、この書類を″大神院″のもとに持っていこうと思うが、よいかね?」
″大神院″とは、この国のあらゆる「法」を司る組織だ。法を作る「立法院」、法で人を裁く「司法院」。それらの組織を統括しているのが、「大神院」と呼ばれる組織。
名目上、エストリア王国の最高指導者は国王であるが、この国のあらゆる決め事は、実質的に「大神院」が決めているといっても過言ではない。そしてその大神院の上に位置する「守護者」と呼ばれる最高権威が、この国には存在している。
「待て!」
立ち去ろうとしたゲーデリッツを、パルマ検事官が呼び止める。
「その書類を私に渡せ。」
「それはできぬよ、検事官。大神院が調査に乗り出せば、この地域で人身売買ブローカーがいかに好き放題やっていたか、すぐにバレる。そうなれば、この郡の主任検事官である君の資質が問われ、最悪の場合君は罷免されるだろう。
この書類は何よりの証拠になる。
…もちろん、私の要求に応じてくれるのなら、この書類を渡してやってもいい。」
「…それはつまり、スヴェン・ディアドールの起訴の取り下げか。やつの罪を見逃せと?」
「君の罪を見逃す代わりに、だよパルマ君…
1人の魔法学校生徒を救えずとも、私が失うものはない。だが君が失うものはどうなのかな?私の取引に応じなければ、君はその職を失うかもしれんのだぞ?」
「…わかった。だが起訴を取り下げるとなれば、フランドワース地方の住民の納得は得られんぞ。過程はどうあれ、スヴェン・ディアドールは民間人を死なせたんだ。…私からも条件だ。起訴は取り下げる。よって彼が裁判にかかることもなく、監獄へ行くこともない。ただし…」
「ただし…?」
「スヴェン・ディアドールの″魔道士″称号取得の資格を、永久に剥奪する」
″魔道士″の称号。その資格を取得できる権利が、永久に剥奪される。スヴェンは今後、魔道士になることはできず、それの意味することは、スヴェンは未来永劫魔法を使うことが許されなくなるということだ。つまり、魔法使いとしてそれは「死」を意味する。魔法使いとしては、だが。
「…これぐらいの条件は呑んでもらうぞ、ゲーデリッツ長官。そのかわり、彼は罪を免れることができるのだから。」
「…よかろう。その条件は受け入れよう。」
ゲーデリッツは承諾した。
「だが、なぜだゲーデリッツ長官。たかが魔法学校の生徒1人を助けるのに、なぜ魔法院長官たるあなたが、ここまでするのか…」
「…″証明″だよ。自分のした行為が間違いではないということを、証明しなくてはならな
い。
もし自らが良かれ思ってしたことが、世間から、社会から″間違い″だという烙印を押されてしまったら?
それは″傷″となり、その人間の心に永遠に残り続けるのだ。
…私はな、スヴェンに傷ついてほしくはないのだ。もし彼が何十年も監獄に入るようなことになれば、彼は自らがしたことについて、永遠に自問自答し、苦しみ続けるだろう…」
「馬鹿な…スヴェンは使い魔で人を殺したのだぞ!?」
「それは違う!スヴェンは…友を救おうとしただけだ…」
そしてスヴェンの使い魔は制御不能に陥り、ジョージ・ハースを殺した。
「だが… 私を脅してスヴェンへの起訴を取り下げさせる。このやり方は、正しいと言えるのか、長官?」
「…お互い様だよ、パルマ君。本当に清廉潔白な人間など、この世に存在しない。
そう。過程は問題ではないのだ。
…誰にでも″目的″がある。目的の成就のために、人は全てを捧げる。″道義的正しさ″など、目的を果たすうえでは、たいして重要ではない…」
そう言いながらゲーデリッツは、クルーガーの告白書を検事官に渡す。
「では約束は果たしてもらうよ、パルマ君」
ゲーデリッツの顔には、僅かばかりの微笑が現れていた。それは酷く不気味で、パルマ検事官は胸の中でひそかに、表しようのない恐怖感を感じていた。
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