h23.07.13. ヨク


 人形へ帰った君を浴槽に横たえた。蛇口を捻る


 暗い中 白い顔 ずっと見ていて

 浮かぶ髪が沈む頃に とぐろ巻く喉


 赤い口が笑うから 水子染みた僕は 縁に手を


 髪の上から首を掴む十七の指

 抉りたがられた目で追うのも

 赤い口が笑うから



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