TURN12:ライバル激突!【前編】
(前回のあらすじ!TCGアニメ『デュエルオムニバース』の世界に転生した俺、タカシの前にアニメに登場するライバル『海城大和』が現れた!大和は俺をカードに封印しようとデュエルを挑んできた!俺は先行制圧を決めるもあっさり後攻ワンキルされ大ピンチ!!そこへ主人公『切藤遊太』もやってきたのであった!一体どうなるのー!?)
「何やってんだよ大和」
「こいつをデュエルで打ち破り、カードに封印するところだ。こいつも仁月のようなダークワールドの手先に決まってるからな」
「…タカシは何か悪いことでもしたのかよ?」
「いや、まだしていない。しかし危険な可能性は事前に排除するべきだ。大切なものを失ってからでは全てが手遅れだからな…」
「大和…でも!タカシはダークワールドなんかじゃない!!確かにタカシは変なことぶつぶつ呟いたり、風呂に入るのが嫌いだったり、怪しいところもいっぱいあるけど…」
(え、俺そんな風に思われてたの?)
「悪い奴なんかじゃない!何度もデュエルした俺にはわかる!!」
(あれ?何か涙が出そう…信じてもらえるってこんなに嬉しいものなんだ…)
遊太はデュエルガジェットを構える!
「俺とデュエルしろ!大和!!俺が勝ったらタカシは解放しろ!!」
すると大和もデュエルガジェットを構える!
「ふうん!いいだろう。ただし俺が勝ったらタカシは封印させてもらう!」
(んん?もしかして俺…)
「行くぞ!!」
「来い!!」
「「デュエル!!」」
(ヒロインみたいなポジションになってるー!?)
「俺の先攻!ドロー!!」
遊太
HP:4000 AC:0 手札:4枚
大和
HP:4000 AC:3 手札:5枚
「俺は光の小竜を召喚!」
光を放つ小さな竜が姿を現す。
AC:3→2
『
下級 タイプ:光 分類:ドラゴン 攻撃力:1600 防御力:200
「続いて進化召喚!『光の小竜』よ!『幻影竜』に進化せよ!!」
小さなドラゴンは姿を変え、鏡のような身体を持った竜へと変貌する。
AC:2→1
『
中級 タイプ:光 分類:ドラゴン 攻撃力:1700 防御力:1400
「幻影竜の効果発動!召喚に成功した時、手札に幻影竜があれば、召喚することができる!そして俺の手札には…幻影竜があと2枚ある!」
「ってことは…新たに召喚した幻影竜の効果でもう1体出てくるってことか!?」
「その通りだ!現れろ!2体の幻影竜!!」
幻影竜は分身し、3体に増殖する!
(俺とデュエルした時と全く同じ初手かよ!?確率おかしくない??)
「これでフィールドには中級ドラゴンが3体…!」
「来るぞ!遊太!!」
「俺は3体の幻影竜でエクストラゾーンを展開!!」
幻影竜たちがデュエルガジェットに飛び込むと、周囲に小さな宇宙空間が発生する!
「懺悔をしてももう遅い!我が銀河の超新星より連撃を放て!!」
そして宇宙より輝く星々のような翼を持つドラゴンが現れる!
「現れろ!銀河の連打竜(ギンガ・レンダ・ドラゴン)!!」
「グルオオオオオオオオオオオオオ!!!」
『
エクストラ タイプ:光 分類:ドラゴン 攻撃力:1700 防御力:1500
召喚条件:光タイプドラゴン中級モンスター×2以上
「銀河の連打竜は素材モンスター1枚につき攻撃力が200ポイントアップする!」
「素材モンスターは合計で4体!ってことは…」
「攻撃力800ポイントアップだ!!」
銀河の連打竜 攻撃力:1700→2500
「先攻は攻撃ができない。俺は裏側カードを1枚出しターンエンドだ」
AC:1→0
裏側カード:1枚
(初手からいきなり中級エクストラかよ…でも先攻でそいつを出すのは悪手じゃないか?裏側カードが気になるところだが…)
「行くぜ!俺のターン!ドロー!」
遊太
HP:4000 AC:3 手札:5枚
大和
HP:4000 AC:0 手札:0枚
フィールド:銀河の連打竜
裏側カード:1枚
「俺はマジシャン・ジュニアを召喚!」
カードの中から子供の魔術師が現れる。
AC:3→2
『マジシャン・ジュニア』
下級 タイプ:闇 分類:魔術師 攻撃力:1500 防御力:1200
「続いてマジックカード『進化のアメ』を発動!中級モンスターを飛ばし、下級モンスターを上級モンスターに進化させる!俺が進化召喚するモンスターは…もちろんこいつだ!!」
青い不思議なアメを食べるとマジシャン・ジュニアはみるみると成長していき…青年の魔術師へと姿を変え、虹色に輝く杖を手に握る!
「あらゆるエレメントを束ねし最上級魔術師!エレメンタル・マジシャン」
「ハーア!!」
AC:2→1
『覚醒のアメ』 マジックカード
自分フィールドの効果を持たない下級モンスター1体を手札の効果を持たない上級モンスターへ進化召喚する。(この進化召喚にはACは必要としない。進化条件を満たしていない場合は進化できない)
『エレメンタル・マジシャン』
上級 タイプ:闇 分類:魔術師 攻撃力:2500 防御力:2100
「そして裏側カードを1枚出すぜ」
AC:1→0
裏側カード:1枚
「バトルだ!エレメンタル・マジシャンで銀河の連打竜を攻撃!!エレメンタル・バーニング!!」
(え?相手に裏側カードあるのに殴るのは危険じゃね?)
虹色の杖からエレメンタル・マジシャンは魔法を放つが…
「甘い!カウンターカード発動!!『銀河竜の怒り』!」
「何!?」
「ドラゴンへの攻撃を無効にし、相手プレイヤーに1000ポイントのダメージを与える!返り討ちにしろ!銀河の連打竜!!」
銀河の連打竜の周囲にバリアが現れ、エレメンタル・マジシャンの攻撃を跳ね返す!
「くっ」
遊太 HP:4000→3000
「ターンエンドだ!」
(まあカウンターは伏せてるよな…ミラバリとかでエレマジを破壊されなかったのが不幸中の幸いってところか…)
「俺のターン!ドロー!!」
遊太
HP:3000 AC:0 手札:1枚
フィールド:エレメンタル・マジシャン
裏側カード:1枚
大和
HP:4000 AC:3 手札:1枚
フィールド:銀河の連打竜
「マジックカード『女神の豊札』!自分の手札が4枚になるまでカードをドローする!俺の手札は0。よって4枚ドローだ!」
AC:3→2
手札:0→4枚
「ふ、良き手札だ。『怪光竜』を召喚!」
AC:2→1
『
下級 タイプ:光 分類:ドラゴン 攻撃力:100 防御力:1200
「さらに俺はマジックウェポン『ギャラクシー・アーマー』を発動!」
「ウェポンマジックだって!?」
(ウェポンマジック…通常のマジックと違い、モンスターに装備して発動するマジックカード。その効果はウェポンが装備されている限り永続…!)
銀河の連打竜の身体が神秘の鎧に包まれる!
「このカードを装備している光タイプドラゴンモンスターの攻撃力・防御力は800ポイントアップ!さらに装備モンスターが破壊される時、このカードを身代わりにできる!」
AC:1→0
銀河の連打竜 攻撃力:2500→3300 防御力:1500→2300
「攻撃力…3300!?」
「バトルだ!銀河の連打竜でエレメンタル・マジシャンを攻撃!!連撃のラピッドストリーム!第一撃!」
(まずい!!銀河の連打竜には追撃効果がある。エレマジを破壊した後に2回も追撃されたら遊太は負ける!!)
銀河の連打竜が放つビームがエレメンタル・マジシャンに迫る!
「カウンターカード発動!!『エレメンタル・ガード』!!」
「何?カウンターカードだと?」
「このターンが終わるまで、エレメンタル・マジシャンは破壊されない!」
(さっすが主人公!ちゃんと防御札握ってるぅ!)
「ふん、だがダメージは受けてもらう!!」
攻撃の余波が遊太を襲う!
「うっ!!」
銀河の連打竜 攻撃力:3300
エレメンタル・マジシャン 防御力:2100
遊太 HP:3000→1800
「銀河の連打竜の更なる効果発動!素材モンスターを二つ取り除くことで、再攻撃を行う!!アタックリチャージ!!」
銀河の連打竜が光り輝き、再び攻撃体勢に入る。
銀河の連打竜 攻撃力:3300→2900
素材カード数:4→2
「連撃のラピッドストリーム!第二撃!」
銀河の連打竜が翼から放つビームがエレメンタル・マジシャンに襲いかかる。
「だがエレメンタル・マジシャンは破壊されない!うわっ!」
銀河の連打竜 攻撃力:2900
エレメンタル・マジシャン 防御力:2100
遊太 HP:1800→1000
「再びアタックリチャージ発動!!」
銀河の連打竜は攻撃体勢へと変化する!
銀河の連打竜 攻撃力:2900→2500
素材カード数:2→0
「連撃のラピッドストリーム!第三撃!」
「破壊はさせない!うわああああっ!!」
攻撃の余波で遊太は吹っ飛ばされる!
銀河の連打竜 攻撃力:2500
エレメンタル・マジシャン 防御力:2100
遊太 HP:1000→600
「ふう…危なかったぜ…!」
「…俺はこれでターンエンド。だが貴様の残りHPはたったの600!対する俺のライフは4000!諦めて降参したらどうだ?」
「俺は絶対に諦めない!俺のデッキのカード達を信じて最後まで戦う!」
(絶体絶命のピンチ…だけど残りHP僅かってところからいつも逆転するのが遊太だ!これは行けるパターンなんじゃ!?さあ!いつもの大逆転やっちゃって!)
「俺のターンだ!ドロー!!」
遊太
HP:600 AC:3 手札:2枚
フィールド:エレメンタル・マジシャン
大和
HP:4000 AC:0 手札:2枚
フィールド:銀河の連打竜+ギャラクシー・アーマー
「…俺の手札にお前のモンスターを倒せるカードはない」
(んえ?もしかして事故っちゃった?こんな肝心な時に!?)
「だけど…希望はまだある!!マジックカード『魔鎖鬼の壺』発動!」
「デッキから2枚ドローする、手札増強カードか…!」
「このドローに全てをかけるぜ!」
(俺の命もかかってるんでマジでお願いしますよ主人公様!!!)
「ドロオオオオオオオオ!!!」
果たして遊太がドローしたカードは…!?
To be continued…
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