こどく

モノトーンな暮らしに

ありふれた朝食

あいさつは単調であじけない

ひとりでない毎日と

ひとりでいたい一日


宇宙を

わたしが手放すのか

手放されるのか

とにかくモノクロな色から

いちど離るるなど


むげんで

境目のない世界に

りんかくを求むるなど


暮らしの

おそらく雑多

またぼんやりとした哀しみ

そこに孤独を孕み

はらをふくらませ

よくわらい

よくなき

あふれでるままの時間を

めしにしたてる

いきづかいはわたしのりんかく

いのちという枠組のなかで

単調につづく


ただ朝のひかりのひとすじに

ひととの関わりのない絶対な時間をおもう

台所の湯気

水の流るる

家はさめざめとしている

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