空を見つめると文字があった。
かなゾウ
雨上がりの感傷
雨上がりの水溜りに
今日の涙がひとつ
溜まっては、落ちて、溶けてゆく
全ての感情を吐き出しても
全ての感傷を並べ立てても
君は一向に目を向けてはくれない
でも、最初からそうだったんだ、きっと
僕が満たされるために
僕が喜んで生きられるようになるための
汚い"エゴ"だったなんて
信じたくない、信じたくないよ
だって"キレイ事"で済ますだけの大人には
なりたくはないから。
僕に愛を壊すだけの強さがあれば、
僕に哀しみを受け取れるだけの弱さがあれば
こんなこと考えずにいられたのかな。
なんて全部嘘だよ。
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