十月九日 散歩の日

 東京商工会議所渋谷支部シブヤ散歩会議が提唱し、平成二十七年(二〇一五年)に一般社団法人 日本記念日協会が認定した記念日。

 十月九日を選んだ理由は「て(十)く(九)てく歩く」の語呂合わせだ。(個人的には、どちらかというと「散歩」は「ぶらぶら」と表現したい派だ)


 一応、厚生労働省の推奨する男女年代別推奨歩数は、二十から六十四歳までの男性は一日あたり九〇〇〇歩、女性は八五〇〇歩。

 六十五歳以上の男性は一日あたり七〇〇〇歩、女性は六〇〇〇歩とされている。出典元は「国民の健康の増進の総合的な推進を図るための基本的な方針」である。(ラノベも苦笑いする長タイトルだ……笑)


 関連イベントを調べていると、コロナが叫ばれるようになった昨今「自宅待機」や「リモートワーク(および在宅)」「自粛」で運動不足ですよね〜? 歩いてますか〜? 歩きましょ〜☆ という若干お節介を感じる触れ込みが多い(苦笑)


 なので、あえてインドアな関連ネタをぶっ込みたい(天邪鬼)


 明治時代に活躍した浪漫派の小説家、国木田独歩くにきだ どっぽ(筆名は分かっているだけでも七種類ほど使い分けている)。

 彼の遺した作品の一つに「武蔵野(当時のタイトルは「今の武蔵野」)」がある。

 近代小説のハシリ、二葉亭四迷ふたばてい しめいに影響されたそうだが、この作品のテーマに「散歩」が深く関わっている。ある意味、明治期当時の武蔵野散策録と表現しても良いかもしれない。

 青空文庫で閲覧可能なので、時間の許す際にそっと立ち寄って一読してみるのも良いと思う。浪漫派らしい情景描写は後世の今読んでも大変参考になる(個人の主観)


 現在、カクヨムでも第二回角川武蔵野文芸賞を開催しているタイミングだ。今月末まで応募期間が設けられている。

 これも一つの武蔵野ネタとして、参考程度に役立てば幸いだ。

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