【休み時間】逢魔様、番外編のお時間らしいですよ。


───都内ぼう所。あるスタジオにて二人の男女がカラフルなスーツに身を包み、これまた愉快ゆかい演壇えんだんに座っている。そうここは知る人ぞ知る番組、「魔王のいこい場」の撮影スタジオなのだ。



聖良「さて、早速始まりました"魔王の憩い場"のお時間です。皆様いかがお過ごしでしょうか司会の躑躅森 聖良です」



逢魔「いや急に番外編とか言われても何がなんだか僕も読んでる人たちも分からないよこれ」



聖良「読者様はともかく逢魔様がそれじゃあ先が思いやられますね───ここは本編ではひろいきれなかったネタやしょうもない小ネタやらなんやらをテキトーにSS形式で本編5話ごとにグタグタ紹介したりするコーナーです」



逢魔「なるほど。つまり本編の補完ほかんって事だ。てか一応聖良は僕に恋心抱いてる設定なんだよね?今の塩応対も本編も見てるとそんなこと微塵みじんも感じさせない当たりの強さと冷たさを感じるんだけどどうして?」



聖良「うるさいですよ糞便ふんべん魔王様。これはいわゆるツンデレってやつです」



逢魔「糞便魔王!?あれ僕本格的に嫌われてない!?てかツンってレベルじゃねえ当たりじゃないよね!?あとデレは!?デレの要素は!?」



聖良「さて、早速でず第一の拾いきれなかってネタの紹介です。逢魔様、あそこのカンペ読んでください」



逢魔「ん、ああ無視されるんだ……てかそんな露骨ろこつにカンペ読ましていいの!?」



聖良「早く読んでください駄魔王様」



逢魔「いやそんな駄女神みたいに言われても!?たしかに系統は似てるけどね!?てか思った以上に語呂悪いなおい!………はい、えぇ〜〜一件目はズバリ【プロローグのあのノーマルさはなんなの?】ネタです」



聖良「あぁ〜〜あれは正直要らないですよね」



逢魔「いや頭から全否定だよ。くさっても僕らの出てる作品なんだからもうちょっと愛着あいちゃくもとうよ」



聖良「正味しょうみ小学生が夜寝る前に考えたようなボ◯ボーボボのノリのクソ以下のラノベですからこき下ろしてなんぼですよ」



逢魔「いやまあ確かにそうなんだけどさ……てかそこ伏せ字しようがどこ伏せ字しようが意味無くない?あとボボボー○ボをクソ以下のラノベの例えに出すのはやめてください」



聖良「なんだかそれだとボ○ボーボボがクソ以下みたいに聞こえますね……」



逢魔「いやボ○ボーボボはそれこそアニメ版はPTAに頭がおかしくなるから放送するのやめろって言われたけどまごう事なく神マンガだよ」



聖良「ぼぼぼぼうるさいですね…逢魔様は八○様か何かなんですか?」



逢魔「チ○ちゃん!?…てかそれ『ぽぽぽ…』だろっ!!『ぼぼぼ』はどっちかというと少女○贄のポスターの方やろがいっ!」



聖良「……まあクソどうでもいい連想ゲームはやめてなんであんなプロローグになったかと言うとですね、あれ本当は1話目で逢魔様が『このプロローグ聖良の妄想もうそうだよね!?』とツッコんでくれる予定だったんですよ」



逢魔「いや連想ゲームは聖良が始めたんでしょ……ってそうだったの!?なんでそっちのベクトルで話続かなかったの!?絶対そっちの方が健全けんぜんだったよね!?」



聖良「まあ5話目でも言いましたけどプロローグにツッコんで話が進んでいくより逢魔様が糞便をれ流す方がインパクトあって面白いですからね…あと普通にしゃくの問題です。まあ、う○こだけに運が付いて良かったんじゃないですか?w」



逢魔「いや上手くねぇし美人の口からう○こなんて言葉聞きたく無いよっ!!てか僕インパクト重視じゅうしの方向性と尺の都合のせいで魔王としての尊厳そんげん失ったの!?」



聖良「元々無いようなものですし別に良いんじゃ無いですか?」



逢魔「ひどすぎワロタぁ……」



聖良「御傷心ごしょうしんの所申し訳ないのですが続いて二件目のネタです。はいカンペ読んで」



逢魔「…はい。えぇ〜〜と、二つ目のお便たよりは【さらっと言ってたけどメイベルって何?固有魔法って?】ネタです」



聖良「教えてあげないよ☆」



逢魔「ポリンキーかな?…じゃなくてそれらの説明も全然してないよね。まあそれはこれからおいおい本編で説明していくつもりなのでお楽しみに!」



聖良「どうせ作者は何も考えてなくてその場のノリで書いて『後から考えればいいやぁ』って思ってるんですよ。現にメイベルって名前もma○vel好きだからそのまんま読み変えて出せばいいやって思ってこの名前にしたらしいですよ」



逢魔「おいやめろってっ!!しょうがないだろほぼその場のノリ1000%なんだからっ!」



聖良「マジL○VE1000%ですね」



逢魔「いやそれうた○プリだろっ!」



聖良「お互い隠す気ないですよこれ?あ、ちなみに私たちの本名だけはちゃんと決まっているらしいですよ」



逢魔「すんげぇテキトーだけどね……てかその本名紹介する機会あるのかさえ不明だけど……」



聖良「ちなみになんで躑躅森が苗字なのかと言うとただ単に"カッコいい"し"一番長いから"らしいですね」



逢魔「う〜〜んこの単調たんちょうさよ」



聖良「今う○こって言いましたよね!?ねぇ逢魔様今う○こって言いましたよね!?!?やぁ〜〜い糞便悪魔ぁ!!」



逢魔「とんでもねぇパワハラ受けてます誰か助けて」



聖良「まあこんなところで第一回『魔王の憩い場』は終わりです。来週(10話目後)もお楽しみに。それでは!!」



逢魔「こんなひどい終わり方ってないよ………っっっ!!───ナイヨ……ナイヨ………(エコー)」



☆ちなみにこれは本編の最後に必ずあるあおり文なんですけどこれ煽り文だってちゃんと伝わってるのか不安です(煽り文担当者)───────




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【登場人物紹介】


○躑躅森 逢魔


魔王の息子で主人公。

晴れて冠番組、『魔王の憩い場』を持つ事になるが結局は本編と変わらず常にツッコミするのが仕事に。繊細なため視聴率を気にしたりするが意外に数字は良いらしい。



○躑躅森 聖良


逢魔の幼馴染でお付きのメイドさん。

誰もが羨む美貌とタレント性を持っているのでテレビ番組の司会進行には持ってこいの人材。だけど本人は口が汚いので割とイーブン。

逢魔にキツく当たるのは愛情の裏返し(本人談)。


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