1-10 解決、床と扉の罠

 一旦侵攻を諦め、スイッチの所まで戻る最中の一行。ふと、ソルベがとんでもないことを言いだす。



ソルベ:「……飛ぶ?」


ソルベ:brrbrrbrrbrr(グライドウィングの音)。


ロラン : 「あ、いいね」


ゴッドフリード:「おぉなるほど。いい手だな」


GM/セレン : 「あぁ、その手があったね」



 GM、冷静に返してはいるがかなり焦っている。具体的に言うと、半分くらい罠がぶっ飛ばされるからである。



ソルベ:「スカウトも一緒に行くとなると~、どうしよう?」


ゴッドフリード:「俺がそっちに乗ればいいのか?」


ソルベ:「そだね、交換交換」


GM:騎獣の交換かぁ……まあいいんじゃないかな。契約証の都合で騎芸は使えないけど、グライドウィングなら魔動機だし0レベルから乗れるし乗ることはできることにしよう。


ゴッドフリード:よっしゃ。扉にも罠があるとして、これなら床の罠は無視できるはず……四角が付いてるほうが床の罠だったらまた別だが。



 方針が決まったところで、スイッチに到着。ひとまず、相談したとおりに動く。ゴッドフリードがグライドウィングに乗り、1番のスイッチを上げて扉まで行ってみる作戦だ。



ゴッドフリード:では1の……一番右のスイッチを上げて、グライドウィングを借りて飛ぶ。


GM:一番右ね、分かった。スイッチ自体は問題なく動く。


ゴッドフリード:「悪いが借りるぜ? グライドウィング」 馬を任せ、グライドウィングにライドする。


キッカ:「左側から検証していきましょうか、頑張ってくださいね」


ミヒャエル:「では頼むよ、くれぐれも気を付けたまえ」


ロラン:「いっそ僕が乗ってもいいんだけどねぇ」


ゴッドフリード:「後衛職を罠があるかも知れん所には出せんだろうが。じゃ、行ってくる」 ゴー、グライドウィング。


ロラン:「……ああ、行っちゃった。残念」


GM:じゃあゴッドフリードさんが行った。扉の前だね。


ゴッドフリード:ふよふよ。締まらねえなぁ。



 ゆる~く飛行しながら、扉の前までたどり着く。床にさえ触れなければ罠は起動しなかったようだ。



ゴッドフリード:感圧床なんてなかった。飛べるって楽だな。


GM:というわけで、扉だ。探索判定とかしたければしてもいい。


ゴッドフリード:探索。(ころころ)達成値10。


GM:おっ。罠と錠があることに気づいた。……どうやら解除されているらしいね。


キッカ:やっぱり扉にも罠がありましたか。


ゴッドフリード:鍵が解除されてるなら好都合、扉を開けてみます。


GM:OK、鈍い音をたてながら扉が開くよ。


キッカ : 「どうやら無事に開いたようですが……」


GM:内部は部屋になっていて、中央に台座がある。そこには、赤い押し込むタイプの円形スイッチがある。今は引き出された状態のようだ。


ソルベ:「〇、あれのことだね?」


ミヒャエル:「どうやら、そういうことのようだ」


GM:無論押してもいいし、一回戻ってもいい。探索がしたければ構わないよ。


ゴッドフリード:一応探索。他に罠は……(ころころ) 11。


GM:OK、隅々まで見渡しても罠はない。


ゴッドフリード:じゃあポチッとします


キッカ:「あ、押した。押しましたよ今。いいんですか?」


ミヒャエル:「試してみなければ何もわからないものだよキッカくん」


GM:大丈夫、今は特に何も起きない。


ゴッドフリード:とりあえず戻ります。何も起きなかったぜ。


キッカ:はい、見てました。


ゴッドフリード:「ってえと、二つの〇のスイッチを押すと正解っぽいか?」


ソルベ:「まぁ順当に考えて、両方の丸ボタンを押すのが目的だよね~」


ミヒャエル:「うむ。右側にも同じスイッチがある、と考えてよさそうだ」


GM/セレン:「そうだね、もう一方も同じようにやってみよう」


キッカ:「そうですね……何番を動かしますか?」


ミヒャエル:「ふーむ、いくつか仮説は考えられるが、右と左の端を上げてみよう」


ゴッドフリード:「OK、じゃあ信じる」


GM:問題なくスイッチは動く。ゴッドフリードさんが同様に行く?


ゴッドフリード:ふよふよ行きます。そして探索。(ころころ)9。


GM:さっきと同様に罠と錠がある。解除もされている。


ミヒャエル:うむ、おそらく合っていたようだ。


ゴッドフリード:やったな。扉を開ける。


GM:左と同じような部屋だね、スイッチ。



 先程同様に探索判定するも、やはり何も見つからない。この部屋にはスイッチしか置かれていないようだ。



ゴッドフリード:問題なし、と。じゃあポチッとな。


ミヒャエル:どうなるか。興味深い。


GM:では、スイッチを押しこむとともに轟音が響く。と同時に、先程の矢印と丸のマークがあった場所がゴゴゴと開くよ。どうやら隠し扉になっていたみたいだね。


キッカ:「わ、音が……」


ゴッドフリード:ふよふよ戻ります。無事帰還。


ロラン:おかえり。


ゴッドフリード:「なるほど、そういう仕掛けだったかぁ……はい、グライドウィング。助かった、ありがとな」


ソルベ:「どういたしまして」


GM:じゃあ、隠し扉の先を探索していこうか。まだまだ先は長いよ?


ゴッドフリード:まだ戦闘もしてないしな……そろそろ覚悟しておくべきか。

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