どこでも、一緒なら
数年過ごしてあなたを知る
数年歩いて歩幅を知った
あなたの瞳を見ながら
謳い誓う日々は
いつも楽しい
大切だと思うたびに
心が揺れて口元が緩んでしまう
恥ずかしがらずに手をとって
歩く休日も
遅くに出かけた帰りでも
片手に荷物を持って
片手で手を握る
歩幅は一緒で
好きなことを語り
謳いながら瞳を見やる
小さく微笑んで
大切だと思う
恥ずかしがらずに好きと言い
一日が過ぎていく
数年歩いてあなたを知って
数年過ごしてあなたを思う
どこでも、一緒にいれたなら
夢はひとつ
想いもひとつ
死が我らを別つとしても
今、ここで死を別つとしても
この数年は自分たちのもの
誰にも譲らない思い出を
梁に揺れる縄と
目の前に置かれた骨壺
どこまでも
一緒に
どこまでも一緒にいれるのならば
死は二人を別つことはない
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