第63話 森の最後の試練へ




 ログインから既に1時間が経過しているが、そんな事は今はどうでも良い。師匠の所業しょぎょうが盗賊団にばれていて、どうやら懸賞金まで掛かっているらしいのだ。

 その状況を放置して、この『始まりの森』をクリアする選択肢など俺には無い。首を突っ込んだ事案は、何が何でも最後まで面倒を見るのが冒険者たる者の流儀である。

 いや、そこまで信念として抱いている訳じゃ無いけど。


 師匠と仰いだ人物に危機が迫っているのだ、捨て置くのは良心に反するってのは誰もが抱く心情の筈。別に聖人君子を気取るつもりもない、その為のアイテムも揃っている。

 そう、それが一番大事な点でもある……手段は一応、まかりなりにも存在するのだ。無謀な取り組みなら、俺だって二の足を踏むとは思うけど。

 何はともあれ、そこら辺は師匠と相談してからの事。


 南の森での移動は、以前にもまして慎重を期した。当然だ、あの悪辣な野盗共に後を付けられたりして、俺のせいで師匠の隠れ家がばれたら切腹モノである。

 本当はそっち系の冒険スキルがあれば、是非とも欲しいんだけど。着ぐるみNPCがてんで当てにならないので、たくさんある冒険スキルの書も大半が鞄の中に埋もれたままだ。

 実に勿体無い話である、アバター強化もまだまだだよね。


 そんな感じの不安も積載されているが、恩返しは可能な時にするのが信条である。そんな事を考えつつ、いつもの倍の時間を掛けて南の森を忍びながら移動する。

 ファーの探索能力が、ことの外有り難く感じる……彼女の報告では、後を付けて来る怪しい人影は皆無との事だ。ネムには大人しくして貰って、俺が抱えて南下中である。

 暫くすると、例の隠し階段の場所に着いた。


 そこからさらに慎重に、階段を登って秘密の小屋へと隠密行動で進んで行く。ただし師匠には完全にバレていたようで、危うく弓矢の的にされる所だった。

 ファーの前もっての登場で事なきを得たが、確かに忍んで自分の家に近付く存在は怪しさ大爆発だ。丁寧に謝る時間も惜しく、俺は先ほどの顛末てんまつを師匠に報告する。

 それから俺の盗賊の砦急襲きゅうしゅう案も、併せて提示して承諾を得る。


 最初は無茶だと渋っていた師匠だったが、俺の説得能力は地元では凄い威力だと評価が高い。日々、琴音や京悟みたいな難物をあしらってつむぎ上げた、リアルスキルなのだ。

 所持していたアイテムを見せながら、簡単な作戦をつらつらと説明する。蘇生アイテム×2個に、召喚用の呼び鈴が幾つか。魔除けの香炉を使用しての、敵陣地内での安全確保術。

 そして、頼りになる俺の相棒コンビ等々。


 一度に全員と対峙するのはさすがに無茶に違いないが、ひっそりと忍び込んでの各個撃破なら何とでもなるだろう。根拠こそないが、一応これはゲームである。

 完全に無理なハードル設定のクエストなど、向こうは提示して来ないとの妙な信頼を感じると言うか。10日間、このゲームをプレイしての率直な感想である。

 そんな感覚は存在するのだ、本当に妙な話だが。


 俺の説得が功を奏したのか、師匠は最後には“条件付き”で砦への秘密の入り口を教えてくれると言ってくれた。厳密には、そこは秘密の砦の脱出口らしいが、まぁ同じ事だ。

 師匠の言う条件とは、簡単に言えば生きて砦を出て来いとの有り難い激励の言葉。秘密の入り口は地下なので、そこから頑張って砦の屋上まで上り詰める事が出来たら。

 師匠が脱出の手伝いに、表に潜んでいてくれるとの事。


 有り難い申し出に、百人の助っ人を得た思い。さらに師匠は、盗賊の砦攻略にと、秘蔵のアイテムを提供してくれた。これもほぼ盗賊の砦からの盗品なので、遠慮はいらないらしい。

 なかなかにお茶目な人だな、クライフ師匠は……しかしその品揃えは、何と言うか『侵入ミッション』を後押ししますと言う、製作側の裏の本音が透けて見えそうな?

 やっぱりそうなのだろうか、それとも俺の考え過ぎかな。


 まずは装備品で、『忍びのブーツ《消音》』と言う防具だが、風魔法で足音や気配を消せる優れものらしい。MPコストも8と低いし、潜入工作には持って来いな感じ。

 それから消耗品の武器指南書や土の術書は良いとして、魔法の合鍵×3や撒き菱《麻痺毒》はいかにも潜入ミッション用にあつらえた感じがしてならない。

 土魔法の《地駆けラット》も、どうやら待ち伏せ罠魔法の類いらしい。


 こちらはMPコストが20とやや重いが、中級魔法にしてはまだマシな方だろう。地面に仕掛ける罠タイプの魔法らしいので、詠唱の長さもそんなに気にする程でも無いっぽいし。

 魔法の合鍵は、使うと消滅するタイプらしい。その代わり、どんな鍵でも開錠可能なのだそうで……ファンタジー世界のセキュリティ、大丈夫なのかねぇ?

 いや多分、どんな鍵でも開かない錠前ってのも存在するんだろう……。


 矛盾するとしても、そこはこんな最果ての地の冒険者が介入する余地など無い。俺は与えられたシステムの表層で、それに従って問題を解決して行くだけだ。

 そして今の一番の問題は、これから行う潜入ミッションに他ならない。そんな訳で残り時間を気にしつつも、師匠の案内に続いて南の森を再び進んで行く。

 心の準備も荷物の支度も整った、後は潜入を果たすだけ。


 そしてなるべく、盗賊団の連中に打撃を与えてやるつもりだ。そうすれば最悪、師匠への悪辣なちょっかい掛けなど出来なくなる筈。

 師匠は俺を見送った後、付近に潜んで万が一の際の俺の逃亡に備えてくれると約束してくれた。ヤバくなったら屋上から飛び降りろだそうで、砦は3~4階の高さしかないとの事。

 そうしたら、砦からの追撃は師匠が何とかしてくれるっぽい。


 まかりなりにも作戦は整った、師匠の協力も取り付ける事に成功したし。中の野盗の人数だが、軽く30人以上はいるとの事……ちょっと多いな、仕方ないけど。

 元から各個撃破を狙っているから、階層ごとに攻略して行けばそう問題にならない筈。ゲームなので、倒した敵の死体が消えてくれるのが良い。

 もっとも、敵も仲間の消滅に気付く手だてがあるかもだが。


 こちらの残り時間も2時間半程度しかないので、スピード攻略は大前提である。俺と師匠は慎重な足取りで、南の急な断崖沿いを暫く進んで行く。

 てっきり滝の後ろに秘密の入り口が……なんて定番は無く、さらにそこからもっと西側の断崖付近。転がり落ちた岩が、何となく迷路のように配置されている場所に。

 そこに入る前に、砦の場所を確認しておくように師匠に言われ。


 初めて見たが、なるほど完ぺきに谷間の通路を塞ぐ形で造られてるな。こっそりと近くの茂みから覗いているが、意外と大きな建物な印象。

 確かに高さはそれ程無いが、谷間を塞ぐような横幅と厚みは印象的ですらある。これなら騎士団も、間違っても前面強硬突破とか馬鹿な作戦は仕掛けられなかったろう。

 攻城兵器とかあれば別だけど、人力のみではちょっと無理。


 果たしてソロで侵入作戦も、正気かどうかと問われれば微妙だけど。行くと言ってしまった手前、ここは男だし当然引き下がれない。

 俺が位置を確認したのを見て、師匠は岩の隙間へと入り込む。後に続く俺と小さな相棒、なんか楽しそうなのは定期なので良しとして。

 ……俺だけなのか、こんなに心細いのって?


 岩の迷路の突き当たりには、それらしき入り口などどこにも無かった。当然と言えば当然だけど、巧妙に隠されているみたい。師匠が苦労して、岩の1つを持ち上げる。

 そうすると、蔦のカーテンの奥に細い穴があるのが見えた。


 ここから入るらしいが、侵入も一苦労である。師匠が先に入って行ったので、どうやらまだ先があるみたいだけど。ネムとファーが、興味深そうに続いて入る。

 しんがりは俺が担うのね、まぁいいけどさ。


 入った場所は、ちょっとした部屋に利用出来そうな居心地良さそうな空間だった。天井の隙間から陽光が差し込んで来るので、そこまで薄暗くもない。

 大きさは6畳程度だろうか、苦労して入り込むと師匠が奥の岩を同じように動かしていた。漬物石くらいの大きさで、微妙に周囲のと色合いが違う。

 そしてやっぱり出て来る、今度は地面に空いた真っ暗な穴。


「ここから地下の断崖洞窟に降りられるが、意外に広いから迷わないようにしろ。一応地図は渡しておくが、暗闇の中で高低差もある地形だから当てにはならんかも知れん……最悪、迷ったら戻って来い。ここは開けておくから」

「分かりました、師匠……その地下の移動時間って、大体どのくらい掛かり……」


 最後の打ち合わせの最中、不意にその来訪者は訪れた。しかも注意を払っていなかった、天井の隙間からの侵入である。最初に黒い小さな影、次いで怪しげな衣装の2つの人影が。

 慌てる師匠と俺、そして何故か呑気そうな妖精と仔竜と言う図式の中。しまったな、こんな侵入工作ミッションの初っ端早々に、まさか予期せぬ不意打ちを受けるなんて……。

 とか思ってたら、最初の小さな影が話し掛けて来た。


「ようおぬし、そこの南の空き地の果実を採取し忘れておったぞ……やれやれ、とんだ騒動を起こして去って行ったな、あの妖魔のヤンチャ娘め。

 まぁ、あの程度の被害で済んで良かったよ。あの空き地に居据わっていた軍人連中全て、最悪血祭りからのよどみに転落もあり得たしなぁ……」

「あれっ、ラマウカーン……ああっ、そう言えば騎士団のキャンプ地の空き地の果実! 気が動転してて、回収するの忘れてたっ!」

「おおっ、これが森の精霊ラマウカーン……」


 感動する師匠はともかく、慌てた俺に呼応するように大慌てで「あちゃー」って表情のファーはある意味まじめ。収集は自分の役目と思っているのだろう、ネムにまたがって今から取ってきますのゼスチャーを送って来る。

 すぐ近場だとは言え、小さな相棒コンビだけで行かせるのは少々危険度が高い気も。それなら自分が同伴しようと、声も無く名乗り出たのは♂猫の着ぐるみNPCだったり。

 ……何故君たちは、安全地帯から出て来ちゃったかな?


 その隣には、澄ました表情の♀猫メイドNPCもいたりして。ちょっとしたカオスだな、この岩間の密室内は。しかしどうやって、この場所に見当を付けたのだろう。

 ……いや、ラマウカーンの性能からすれば見付かって当然か。むしろどうして、安全地帯の着ぐるみNPCを同伴して来たのかが謎である。

 などと考えている内に、相棒コンビは回収に出掛けて行ってしまった。


「ラマウカーン、どうしてここに? まさか果実の回収忘れを指摘をするために、わざわざこんな所まで来てくれたのか?」

「おいおい、お主……もっと大事なことを忘れておらぬかね? 儂はお主によどみの撤去を頼んだ、それは依頼であって遂行されれは報酬が発生するのじゃよ?

 ついでにこちらの者たちも、クエ依頼の清算があるかも知れんと言うので連れて来た」


 あらら、何とも律儀な……少々テン張って、色々な事をスッポリ失念していたみたいだ。肝心の報酬の受け取りを忘れるなんて、冒険者にあるまじき失態である。

 ってか、今更そんなのはどうでも良かったのかも。あの時はとにかく、一刻も早く師匠の無事と今後の顛末の決定をしなくちゃって、気が急いていたから。

 がむしゃらに終わる事ばかり考えてたよ、まだ始まってもいないのに。


 ラマウカーンはとことんマイペースで、それでは報酬の受け渡しを始めようとその場を仕切る素振り。ファーとネムが戻って来るまでに、完了させたいみたいだ。

 その方がこちらも都合が良いので、乗っかるのはやぶさかではない。まずは♀猫NPCが進み出て、クリアしたクエの確認を勝手に始めてくれる。

 何かあったかな、西の断崖地帯のクエは終わってたっけ?


 色々と横槍が入ったせいで、どんなクエ依頼を受けていたか忘れてしまった。♀猫NPCによると、幾つかの毛皮と装備が交換可能らしい。それから大トカゲの討伐クエも、終わって報酬の受け取りが出来るそうな。

 討伐クエの報酬はともかく、今更『丈夫』シリーズの装備なんていらない俺は。代わりにマップ埋めクエに色を付けて、OK判定を甘くしてくれと提案。

 何故かそれがすんなり通って、結果全方位クリアの運びに。


 あれ程クリア難度の厳しかったクエだったのにと、やや釈然としないのは心に仕舞っておく。甘くして貰って文句を言うのも筋違い、結果、結構な報酬を受け取って。

 まずは経験値は1000exp×3回分、お金も同じく2万モネー×3回分。ステ果実も合計3つ、敏捷と体力、それから器用上昇が1個ずつ貰えたっぽい。

 ここまではまぁ、前振り的なアイテム群だけど。


 本番はここからで、前回も報酬に入ってた武器指南書が1枚、それから『炎と雷の香木』と『光と風の香木』が1個ずつ……指南書は弓矢スキルに使うとして、香木は休憩の時に順に使って行くかな。

 何気に贅沢な並びだが、最後に大物が待っていた。冒険スキル『魔力温存』に弓矢スキル《貫通撃》、そして最後に氷の宝玉《アイスランス》と言う大盤振る舞い。

 完全にインフレ状態、まぁそれだけの高難易度クエだったのだろうが。


 このマップ埋めクエ、4つ全部クリアした冒険者は何人いるのやら……琴音や京悟みたいな、5日最短クリア組には絶対に無理だろうな。

 何せ、この始まりの森を隅々まで歩き回らないと条件を満たせないのだから。5日程度では頑張っても精々1つか2つかな、琴音は1個もダメだったと言ってた気がするけど。

 何にせよ豪華な報酬を前に、我知らずテンションの上がる俺。


「ほおっ、この弓矢スキルの《貫通撃》はかなり使えるぞ……相手の防御力無視だから、大ダメージが見込めるんだが、代わりに使う毎に弓矢の耐久値が減って行くから注意しろ」

「おおっ、防御力を丸々無視は強そうだなぁ。でも武器スロットがいっぱいで、どうやって組み込むべきか……そうだ、ラマウカーン!

 よどみ除去の報酬に、何か良いの無いかなっ!?」

「ふむ、スロット整理の魔法は確かに存在するがなぁ……上級魔法だから、今のお主には覚えられる代物では無いなぁ。

 他のお願いにしてくれ、私の叶えられる範疇はんちゅうで」


 それはガッカリ、何もかもが手に入る訳は無いのは分かっているつもりだけど。しかし弓矢スキルの補強は素直に嬉しい、例えスロットから溢れてしまっても。

 氷の宝玉もすぐに使うとして、最後の突入前に戦力アップは整って行く。しかしラマウカーンには何を頼むかな、こうなると現状での不自由を並べて行くしかない。

 その中に、冒険スキルの未取得ってのがあるんだけど。


 モノの試しに問うてみた所、精霊は何の事は無いよと教授の資格を持つ存在だと判明。これは嬉しい誤算、冒険スキルもスロット制だった筈なのでスロット分教えて貰う事に。

 ついでに育て方も一緒に教えて貰えて、これは『冒険者の心得』の書で伸ばして行くらしい。4P毎に習得スキルっポイ感じで、出来る事も増えて行くみたいなので。

 これもやはり、自分の好みを1点伸ばしが有利との事。


 何を伸ばすか悩ましいが、現状だと『地図形成』か『隠密』が潜入工作に役立つだろうと師匠からアドバイスを貰った。確かにそうだ、ここは優先的に2Pずつ割り振ろう。

 戦闘では、MP消費を抑えてくれる『魔力温存』が便利だぞとラマウカーンにも助言を貰って。それならと1Pを割り振って、これで心得の書は使い切ってしまった。

 ちなみに、ポイントが無くても冒険スキルはちゃんと効果は発揮されるらしい。ただし派生はしないし、ポイントが高い方が効果も高いみたいである。

 つまりは、便利なスキルは積極的に伸ばしていくべし。


 『交友』『遠見透声』『野外活動』と、まだまだ余った冒険スキルは存在するんだけど。一応は覚えてもスロットオーバーなので、予備に持っておく事に。

 使う日が来るのかも不明なので、売ってお金にする方が良いかも知れない。まぁいいや、それより前から覚えていた『野生』と『水中適正』をスルーしてしまったけど。

 そのうち、『水中適正』の方は伸ばしてみたいと思っている。



 鞄がスッキリしたついでに、余っている装備を♀猫着ぐるみNPCに売る事にして。その代わり、パウダー系の薬品や闇や炎系のお酒なんかを補充する。

 ファーとネム用に、光や風の水晶玉も買い込んでおこうかな。これでさっきゴブの王様が落とした装備品の売値と、だいたいトントン程度になった筈。

 お金を持っているとは言え、無駄遣いは避けたいからね。


 ちなみに、大トカゲ討伐のクエ報酬はトカゲ肉の串焼きだった。これは素直に嬉しい、食糧に関しては、既に保存食に頼るしかなくなっていたので。

 森の長期滞在の弊害とも言える、師匠の台所に頼るのもはばかられたし。


 そうこうしている内に、無事にファーとネムが戻って来てくれた。嬉しそうに虹色の果実を掲げる相棒に、心からありがとうとお礼を言って。

 本当は、無事な姿が何よりの宝物だったりするのは内緒である。恥ずかしいから声に出しては言わないし、危ないからと言って彼女たちの活躍の場を奪う事もしたくはない。

 さじ加減は難しいが、要するに今後もずっと一緒に冒険したいのが本音。


 そんな訳で、ファーにご褒美の瓶入りジャムを、ネムには貰ったばかりの大トカゲの串焼きを報酬に献上して。彼女たちが喜んで間食に勤しんでいる間に、こちらは突入の最終チェックを行う。

 師匠のアドバイスはさっき聞いたし、着ぐるみNPCとの売買やクエ報酬のやり取りも万全に終了した。ラマウカーンにもちゃんと報酬を貰ったし、その結果、冒険スキルも最大の5つに増えて万々歳である。

 報酬で増えたスキルや魔法は、ぶっつけ本番でチェックして行く方向で。


 それだけが心配だが、時間も無いので仕方が無い……恐らく師匠やラマウカーンとは、今後出逢う事は無いのだろう。……感傷的になるな、俺!

 全てが手に入る訳では無いのだ、それは分かり切った事実。





 ――人生は取捨選択の繰り返し、例えバーチャ世界でもそれは同じ事。





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