第41話 マルチーズのボス争い7 オモチャに埋もれたい

すっかりリラックスしたわん太君が語る

<ボクは、オモチャの山にダイブして、オモチャに埋もれて眠りたい。

 それが、ボクの夢なんだ。

 ボク、カワイイ?グダグダしてていい??

 ボクは、ケージの中でオモチャに囲まれていれば幸せなんだ>


それですよ。生後7か月のおこちゃまなら、カワイイ、グダグダが普通だ。

お家警備隊のお勉強なんて、やらなくてもいいのだよ。

わん太君の夢、ぜーーんぶ!叶えましょう♪


マル美ちゃん

<私は、お家警備隊がしたいから、オモチャは3つあればいい。

 他は全部わん太でいいよー。>

ということで、残ったオモチャは全部、わん太君のケージへ。

望み通り、わん太のケージの中は、オモチャの山!


お互いの為に、わん太君のケージは隣室に置いたままに。

耳が悪いのが判ったので、マル美ちゃんの熱血指導はナシ。

家族から「カワイイ」を連呼されて、ご機嫌なわん太君。

なんだかんだで、わん太君のボスになりたい気持ちは、完全消滅。


これにて、マルチーズのボス争いは、完全終了~。




コミュニケーションを終えた翌朝のわん太君

<あのね、昨日マル美がね、

 「耳が聞こえてなかったのかぁ。バカって言ってゴメンね」って、

 謝ってくれたんだ。

 ボクはもう、リビングで怒られないし、オモチャがあるし、

 カワイイって言って貰えて、超幸せだーー!!!


 ボクがリビングにいると、マル美がどうしても

 「ホラ、一緒に吠えなきゃ!」って言ってしまうから、

 ボクはココ(隣室)の方がいいよ。

 お母さんがお留守の時は、ケージにいて、

 リビングにいる時は、一緒にいたい。

 お母さんがリビングにいる時は、マル美もお家警備しなくていいから、

 怒らないんだ。

 ボク、ニコニコだよ♪>


うんうん♪好きなだけオモチャダイブして、健やかに育っておくれ。



改めて言う。

これは、生後7か月と9カ月のマルチーズの姉弟ケンカである。

アニマルコミュニケーションで聞いて聞いて、

ずーーと掘り下げて聞き続けて、

トータル5時間近くかかって、やっとたどり着けた真実。


暗い顔をした子がいたら、コミュニケーションで聞いて欲しい。

人には全く判らない理由が、あるかもしれない。

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