第21話 爬虫類のお名前事情
トカゲさんの性別を見て欲しいとの依頼を受けた。
性別が判らないから、お名前もないそうな(つけづらい?)
ヒョウモントカゲさんの画像に問いかけてみる。
「トカゲさん、こんにちは。男のコ?女のコ?」
<こんにちは~。私は女の子よ。>
「女の子なのね。判った!飼い主さんにお知らせするね。
お名前、欲しい?」
<お名前、欲しいわ>
「どんな名前がいいかな?好きな名前、ある?」
<夢見る乙女の、夢美ちゃんがいいわ♪>
ここで、トカゲに漢字が判るのか?という疑問を持ってはいけない。
トカゲにも女子力が存在するのだと認識した。
次に、白と黄色のトカゲさん(種類不明)に、雄か雌か?聞いていく。
<オス!俺は男だ。イケメンだろ?
カッコイイ名前を付けてくれよー。>
ごめん、トカゲの美しさは私には一ミリも判らないんだよ(^_^;)
でも、自分でイケメンだ!というのなら、君はトカゲ界のイケメンなんだろう。
そこは言われた通りに同意しておく。
「うんうん、君はカッコイイねー!希望のお名前、あるかな?」
<自分、短剣みたいだろ?(身体のシルエットが??)
ハヤト?武士っぽい名前がいいな!>
「わかった。武士っぽい名前だね。飼い主さんに伝えるね。」
コンタクト、終了。
これが爬虫類の知識が豊富なら、その尻尾のライン、かっこいいね!とか、
身体の柄が整って綺麗ね!とか、言えたのだろうけど、
何が地雷ワードになるか、全くわからないので自粛した。
言えるのは、トカゲ達爬虫類さんでも、お名前が欲しいって事。
雌雄が判れば、それらしく。判らない場合でも、ツバサ・ヒカリ・ソラ等、
男女関係なく呼べる名前を付けてあげて欲しいと思う。
名前って、存在を認める第一歩だから。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます