魔法
■魔力
世界の理である『魔素』を体内に取り込むことで『魔力』に変換される。魔力はイメージすることにより自然現象に変換したり、物理干渉することが出来る。因みに魔素の生みの親は魔神ハーバーン。
■最大魔力量
魔法師三大資質の一つ。
魔力を体内に留めることが出来る最大量。多ければ多いほど魔法師は有利。先天的な要素が三大資質の中で一番大きい。
■魔力出力量
魔法師三大資質の一つ。
体内の魔力を放出する際の量。多ければ高威力となる。訓練次第で大きくすることも可能だが、先天的な資質とは五分五分。
■魔力操作力
魔法師三大資質の一つ。
魔力をイメージ通りに変換し、操る力。この力が低いと放出系の魔法を操る事が難しくなる。
■魔力生成量
魔素を体内に取り込み、魔力へと変換する速度。ほとんどの者は食事と睡眠で自身の持つ最大魔力量に達する。
魔神ハーバーンから与えられた『おまじない』により、瞑想時のジンはこの魔力生成量が桁違いに上昇する。
■7大基本属性
地・木・風・水・氷・火・雷
■属性との相性
7大基本属性いずれかの相性があれば、訓練次第でその相性の属性魔法を実践レベルで使えるようになる。逆に言えば、相性の無い属性は訓練したところで使い物にならない。
■複合属性
7大基本属性の内、2つ以上の相性を持っている場合、確率で発現するようになる。聖属性は5割程度。
・地属性+木属性=聖属性
・地属性+木属性+風属性=大地属性
・水属性+氷属性=海属性(未登場)
・水属性+火属性=霧属性
etc
■その他属性
無属性。
魔力を7大基本属性に変換せずに、身体強化や形を変えて使用する。身体強化魔法や探知魔法、通信魔法がこれに該当する。近接職や支援職必須の力。
無属性は人間のみが生来持つ属性とされ、亜人や魔物、魔獣には備わっていない。
【応用知識】
魔法は基礎魔法、上位魔法、最上位魔法、固有魔法の4つに大別される。
基礎、上位、最上位魔法は世界共通の魔法であるが、固有魔法は個々人が自由に生み出したものであり、難易度は問わない。そのため全く同じ効果や見た目であるにもかかわらず、人によって違う魔法名が付けられる事になる。
同じ固有魔法が広く認知され、扱う者が一定数を超えると、世界共通の魔法として、基礎、上位、最上位のいずれかに振り分けられる。
このことから、固有魔法は最も簡単な魔法であり、最も難しい魔法でもあると言える。さらに言えば、最弱の魔法とも言えるし、最強の魔法ともいえる。
また、同属性でも2つ以上の魔法の同時行使は、素養と訓練が必要となる。
【魔法一覧・登場順】
■基礎魔法
・身体強化魔法
・通信魔法(トランスミヨン)
・探知魔法(サーチ)
・治癒魔法(ヒール)
・収納魔法(スクエアガーデン)
・火球魔法(イグスフィア)
・水弾魔法(アクアバレット)
・氷針魔法(アイスニードル)
・風突魔法(エアシューター)※未登場
・地礫魔法(ラピスウォラーレ)
ラピスはラテン語で『石』
・木鞭魔法(アルボウィップ)
アルボルはラテン語で『木』
・幻霧魔法(サイレントネブラ)
ネブラはラテン語で『霧』
・爆華陣魔法(ブルーム・ゲート)
ブルーム=華
・植樹魔法(アルボグロウ)
・落雷魔法(サンダーロア)
ロア=うごめく
etc.
■上位魔法
・遠視魔法(ディヴィジョン)
・回復魔法(エクスヒール)
・過剰回復魔法(オーバーヒール)
・解毒魔法(アンチヴェノム)
・解痺魔法(アンチパライズ)
・大火球魔法(ノーブル・スフィア)
ノーブルは高潔、気高い
・広域爆炎魔法(ジオ・フラム)
ジオは地球や土地を意味する。広域というイメージを強引に当て込みました。
・耐性魔法(レジスト)
対毒、対麻痺など各種あり
・大風突魔法(ノーブル・シューター)
・木偶魔法(アルボ・ゴーレム)
・幻像陣魔法(ファントム・ゲート)
・共感覚陣魔法(シナスタジア)
・治癒雫魔法(スティラヒール)
スティラはラテン語で雫。作中では『
・巨岩魔法(スカラ・フォール)
・聖槍魔法(ホーリー・ランス)
過剰回復魔法の一種。作中ではノルンが使うおうとするが不発に終わる。
etc.
■最上位魔法
・極光回復魔法(オーロラヒール)
・大火炎陣魔法(フラム・ゲート)
・大氷結陣魔法(プラチナ・ゲート)
・極大火球魔法(エクリプス・スフィア)
エクリプスは日食、月食の意味。失墜という意味も。
etc.
■固有魔法(登場順:使用者)
・浄化の矢(オーバーレイ):ジェシカ アリア
レイは英語で光線。オーバーは
・風刃(ウィンドエッジ):ジン
・樹霊の縛(ドリアドバインド):ジン
・地の隆起(グランドジャッド):ジン
・獅子の心(ライオンハート):ジン
・獅子王の心(ライオンズハート):ジン
・樹霊の意思(ドリアドウィル):ジン
・竜の威圧(作中セリフ):ジン
・竜の炎閃(フレア・ブラス):ジン
・万物の選別(エレクシオン):マーナガルム
フランス語で『選挙』。かなり強引な命名。
・衝雷鼓(エレ・トロン):ジン
トロンはドイツ語で『太鼓、ドラム』
・雷龍太鼓(カンナカムイ):ルイ
アイヌ神話に登場する雷を司る神。大蛇(龍)の姿をしているとされる。太鼓は発動時の音から。
・塵の悪魔(ワールウィンド):アイレ
ワールは英語で渦巻き状の。『塵の悪魔』は当て字。
・統星の尾星(スバルノオボシ):ルイ
統星(スバル)は星の和名。尻尾から放たれるという意味で尾星。『スバルノオボシ』でググったら本作しか出てきません。ちょっとうれしいw
・風の巨星(エア・アステラ):アイレ
アステラはギリシャ語で『星』
・魔人の威圧(作中セリフ):魔人
・愛の営み(ラブ・ローション):フロール
イメージはペ○ローション。
・地雷柱(トールピラー):ウギョウ
・臭い物には蓋をする(グラウンドカーペット):フロール
・雷大槌(トールハンマー):ジャック
雷神トールから。有名ですね。
・双水竜大瀑布(ドラグーンカタラクト):フロール
カタラクトは英語で大雨・洪水・瀑布・大滝
・蒼の巨壁(ブルーガーディアン):フロール
・大河よ此処へ(メルベールロクス):フロール
作中に登場する世界最大の流域面積を誇る川であるメルベール大河をイメージ。ロクスはラテン語で『場所』
・無限風刃(インフィニティエッジ):アイレ
・嵐纏(らんてん):アイレ
・切り裂く水の円環(クライス・ザ・リッパー):フロール
ジャック・ザ・リッパーをイメージ。クライスはドイツ語で『円』
・迅雷(じんらい):ジン
迅=速い
・墜つる火の神(プロメテウス・ダウン):ソルム
プロメテウスはギリシャ神話に登場する火の神。これも有名。
・黒王竜の炎閃(ティアマト・フレア):ジン
黒王竜の成体が放つ一撃をジンがイメージで再現した。
・風の超巨星(エア・ウェスタールンド):アイレ
ウェスタールンドとはウェスタールンド1-26から。2021年2月時点において発見されている恒星の中で、5番目に大きいとされる赤色超巨星。
・助手君の断末魔(ペティーディマイス)
メフィストの陣魔法。『たわいもない断末魔』『ささいな終焉』という意味。
・雷神の一撃(インドラ):九尾大狐
・怒りの雪山(ホワイトリム):コハク、ジン
正確には白虎の魔法。作中では詠唱せず、九尾大狐のインドラを相殺
・紫電の雨(インベルダウン):九尾大狐
・火竜の炎星(ドラゴ・ノヴァ):シリュウ、ガリュウ
元々はガリュウの魔法。
・墜空(ウラノスカート):ドレイク、聖王竜
・瞬雷(しゅんらい):ジン
・雷鳴掌(サンダーインパクト):レーヴ、スキラ
元々はアギョウ、ウギョウの魔法
・優楽絶死(カロシ・サナトス):リアム、聖獣シュリイクサ
カロスィナトス=優しい サナトス=死 共にギリシャ語。両者を合わせた造語
・紫羅欄花の衣(ストック・アンフィアー):ノルン
心臓さえ動いていればあらゆる状態異常を回復する究極の復活魔法。紫羅欄花は『あらせいとう』という花のこと。アンフィアーはギリシャ語で祭服
・岩牙(ロックファング):リアム
・深樹の衝盾(アルボ・イムプルス):パルテール
イムプルススはラテン語で衝撃
【豆知識】
通信魔法を扱うには、自身と相手に魔法陣を付与しなければならない。魔法陣を維持する事ができれば、3者間、4者間通信も可能である。よって
過剰回復魔法は上位魔法に位置するが、発動方法は人それぞれ。ジェシカの
ジンには魔法の師匠が居ない為、その扱う魔法はほとんどが固有魔法となる。例外的に仲間のオルガナから学んだ
全ての魔法の威力は魔力出力に依存する。例えばジンの
フロールの固有魔法の殆どはその場限りの即興固有魔法(クイックキャスト)に該当する。作中ではジンも
融合魔法と呼ばれる魔法もあり、異なる属性魔法が高い親和性を発揮し、単体では無しえない威力を発揮する場合がある。作中では魔人ラドミラの風魔法と魔人ウルメンの木魔法が登場している。
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