携帯小説

第1話 メール

ピロン！

誰からだろう

千尋からだ

「明日、予定がなかったらご飯たべよ！」

私は予定も無いのですぐに返信した

「うん、大丈夫だよ何時に待ち合わせする？」

千尋からの返信を待つ

ピロン！

「じゃー19時に駅前で！」

「了解！」

私はすぐに寝たかった。

仕事が忙しく最近、久しぶりに明日は休み

息抜きしたかったし千尋には感謝だな

ピロン！

千尋からだ

「18時45分到着予定だよー」

「はいよ、私はもう着いてるよ」

「はや！」

「久しぶりの休みだったし洋服みたかったから」

「そかそか、着いたらまた連絡するね」

「ほーい、まってるね」

たわいも無いメールのやり取りが続いた。

私たちは合流しご飯を食べ

その後、お洒落なバーでお酒を少し飲んだ

千尋から

私、恋に落ちました！

言われた私は「そうなんだ」としか言えない

そのまま、千尋の恋話を聞き時間も遅くなり別れた。

恋だって千尋すごいな

私にはそんな余裕ないよ

いつも仕事に追われて愛想振りまいて

仕事なんか辞めたい

行きたくない

行きたくない

でも、大人だからちゃんと会社に行かなきゃ

日付も変わり私は布団に入りいつもの様に好きな本を読んで眠くなったら

そのまま寝る意外と至福の時間だったりする

ピロン！

メールが届いた音がなった

千尋からだ

「今日は、ありがとういっぱい話し聞いてくれて」

「うん、私も久しぶりに会えて楽しかったよ又ご飯いこうねお休み」

千尋の事は好きだけど

メールのやり取りは今は面倒だった事もあり

お休みと返信する事で続く事は無かった。

私は、朝目覚め支度をした。

いつもの忙しい日常に戻った。

私はこれから起きる物語をまだ知らない

ピロン！

メールが届く音が鞄の中で響いた。