「浮気されたのか?」と浮気現場をみて嘆く俺の成り上がり〜信用していた彼女に裏切られた俺は異世界と現実世界を行き来し最強に至る〜

雪のふむ

第1話




 俺の名前は遠野尊とおのたける、高校一年生だ。俺は自分の彼女、香月花音と一緒に毎日通っている。


 香月花音はクラスのマドンナと言われるほど顔が整っている。そして優しい存在でクラスからの信頼も高い。

 なんでそんな高スペックと付き合っているかって?

 それは俺にもわからない。


 まあ、そんなことより大事なことがあるんだよ。


 今日は日曜日。 そしてなんと、花音の誕生日だ。

 

「そういえば今日出かけるっていっていたから今日家いけないんだよな」


 花音は今日は用事があり、家にいないらしい。まぁどんな用事か、までは聞いていないが安易に人のプライベートを聞かないほうがいいだろう。それも誕生日だしな。


「ってか今日なんかした方がいいよな」

 

 家のポストになんかいれとくのも迷惑だと感じるだろうな。

 まぁ今日は直接あったり電話するのもあまり良くないだろう。


 そう考えると、最初から頭の中には入っていた、一つのありがちな答えに導く。


「花音にプレゼントでも買いにいくか!」


 確かに普通やけど、まぁこれぐらいしかすることないよな。明日プレゼント渡してもいいしな。

 しかし、花音にプレゼントしたらどういう反応するんだろうなぁ。まぁあとから見れるか。


 まぁそうと決まれば、早めにパパっと買いに行きますかね。早めに終わらせた方が、忘れなく、焦らないしな。


 そう思うと買いに行く準備をする。


 そして家から出かけ、店まで歩いた。


 日曜日ってこともあるのか、人は思ったよりいるようだ。そして、そのにぎやかな場所に一人で歩いている様子である。


「思ったより人はいるようだなぁ」


 独り言を言う。まぁ周りがうるさいせいか、自分の言った声は耳まで聞こえてこない。


 そんなことを考えながら、店が見えるまで歩いた。店はあまり混雑していないように感じた。

 そして店の中に入ると、買うプレゼントはどれがいいか、棚を上から下まで拝見する。


 どれがいいだろうか?でも普通に考えると、実用性がある物だよな。


 頭を悩ませながら歩いていると、コスメが棚から見えてくる。

 

 そしてコスメが見て思った。



 これは女性には人気だしいいんじゃないか?

 あってもスペースだって困らないし、お金だって別にそこまでかからない。


 棚を見るとそこそこ売れているし同じように考える人が多くいるようだな。じゃあ、なおさら安心も出来るしな。


 そう思うとコスメを手に持ち会計の方に歩きだした。



「お会計は5800円になります。ポイントカードなどはお使いますでしょうか?」


「いや大丈夫です」


 そう言うとお金を出す。


 、この店員めちゃくちゃ可愛い。優しいそうな雰囲気な人だなぁ。


「レシートとお釣りです!ご確認くださいませ」


 お釣りを貰う時、手が微かにあたり、胸がドキッと感じた。


 いやいや俺には花音がいるんだ。と冷静になる。


 冷静になった瞬間、店から出た。











































  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る