希死念慮ってなくならない
もん
1 初日
日に日に一日が終わっていくのが早く感じる
小学生の頃から変わらず口癖な
「暇だ」
昔の暇は一分一秒が長く感じその時間がとても辛かった
だけど今になっては一分一秒は気づいた時にはすぎていく
そんなときふといつも
「あぁ,明日は死ねるかな」
と思いふける
そして僕はその時間を好む
その時だけは生きてていて死んでいる,そして許された気分になれる
それがたとえ自己満足だとしても
罪悪感はない
昨日父と揉めた
携帯の使える時間を増やして欲しいと
いつ死んでもいいくらいには欲がなかった自分が
こんなこと言えるなんてほんとに奇跡としかいいようがない
そんなくらいには自分の近頃の変化はおかしい
僕は人生好きにしろって言う割に制限が多すぎてもう限界って言った
親に本音を言ったことがなかったから初めて本音を言った時はすごく緊張した
信用してない人に言うにはとても勇気がいる
なのに言った
変化を求めて
求めたらダメだったわかっていたのに
どこかでいけるって思ってたんだきっと
わかってたけど変化を求めてしまうただの馬鹿なんだ自分は
案の定叱責される
家出たいとまで言った
こんな場面じゃなかったら
「よく言ったお前は偉いな ほんとに」
って言いたい
そしたらガチ切れされた
家早く出てけばいいだろって
10回以上聞いたことある
知ってるわボケ
バイトでもして稼いで全部自分でやれって言われた
意味わからなすぎて泣いた
バイトさせてくれなくて泣いた過去の自分が馬鹿らしい
バイトさせてくれなかったのはどっちだよって
まぁでも結果的に良かったかもしれない
精神安定剤として他人との通話
それがしたいがために親に携帯の使える時間を増やして欲しいと要求し
当初の目的とは異なったけど
終身旅情のお金を稼ぐことができてそれはそれで良かった
別にこれはポジティブな思考じゃなくて
前から考えてたこと
これと同時に父親からほぼ見放された
別にまじでどうでもいい
むしろバイトできるようになって良かった
相変わらず人間関係には興味がないなって思った
どうでもいいやつしかこの世にはいないんだから結局
友達 家族 恋人 知り合い 好き 嫌い
そういう概念が分からない
全て等しく
全てがどうでもいい存在
仲いいヤツ"なのかもしれない"
と語尾に何かをつけないと違和感がある
ただ自分から逃げたいがための保険なのかもしれないけど
どうでもいい
ただわかってるのは
愛を感じたことないと
こんな風な人間が作れるって訳
そして本能的に愛を欲してる
エヴァ世界だったら絶対碇ゲンドウと協力している
人という問題は難しい以前に
問題にはならない
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