06 ダイアナ・フランセス・スペンサー

04 陰謀説







「初めまして これのやすひろといいます」




『初めまして ダイアナ・フランセス・スペンサーです』




「何とお呼びしたらいいですか」




『長いですもんね ダイアナでいいですよ』




「すみません ありがとうございます」




『no problem』




「ダイアナさん 変わらずお美しいてすね」




『そうですか 年は取りましたけど』




「いえいえ 若々しくて素敵です」




『ありがとうございます』




「今でもダイアナさんは人気です」




『もうすぐ四半世紀なんですけどね』




「そうですよね」




『はい』




「唐突ですが ダイアナさんに付きまとう言葉があります」




『付きまとう言葉 何ですか』




「陰謀説です」




『はははは それですか』




「はい すみません」




『no problem 承知していますから』




「ありがとうございます」




『いいえ』




「実際のとこはどうなんですか」




『そうですね』




「──」




『はっきりとは分かりませんね』




「──」




『陰謀にせよ陰謀では無いにせよ』




「──」




『証拠がありませんからね』




「」




『ただ』




「ただ」




『はい』




「はい」




『もっと上手く分からないようにやるんじゃないですか』




「ああ」




『陰謀だったら』




「成る程」




  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る