絹さんがハンカチを拾った(フリをした)シーン、優しさと茶目っ気が共存してて大好きです！

自分が大人になったつもりでいても、年長者の言葉には経験に裏打ちされた説得力がある。
むしろ絹さんの時代では、家事全般はおんなの仕事っていう「常識」すらあっただろうに。
女手一つで子供を育て上げた絹さんの言葉の前では真希の喧嘩の理由なんてちっぽけなものだ。
それを角を立てずに悟らせるテクニック。絹さん侮れない。

書き出しはどうなることかと心配しました。
「絹」さんのお説教の中の「尊い」で見事に決めましたね。
でも、このお話は長編のほうで登場したあるシーンを切り取ったものですね。
いい話だからヴァリエーションをつけて方々で使ったら良いと思います。