敵前逃亡兵
敵前逃亡兵として王国を追放された
一人の若者が訪ねてきた。
「旅について来て欲しい」
「逃亡者に?」
「裏切り者を追ったんだろう?」
そのため戦線離脱した。逃げてなどいない。
友も王も、妻ですら、信じなかった言葉。
目の前の若者だけが信じてくれた。
こうして
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