小説家になろう

「落ち込む……」

「どしたん?」


 休憩室のポテチに手を伸ばす。


「歩いてたらトラック来て聖剣として異世界転生して魔王倒して帰って来たらUFO来て宇宙魔物のケビンと恋に落ちたら魔王の子孫で過去に戻って――」


 ポテチなくなった。


「さっきレジでお客さんに怒られちゃった」

「……小説家になろう?」

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