サボテン

突然の告白


「僕と付き合って欲しい」

「なんで私?」

「君は砂漠に咲く一輪のバラのようだ」

「すぐ枯れそうだね」

「その儚さがまたいい」

「私、女らしさの欠片もないよ?」

「そんな概念取っ払ってしまおう」

「料理できないし」

「僕が作るよ」

「サボテンも枯らすよ?」

「う、うーん……」


そこは悩むのかよ

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