第15話 4月8日(土)湖でピクニック8:中村・小山グループ

 次は三成と雪絵ちゃんグループです。

中村:雪絵ちゃん。今日いいことあった?

小山:ありましたよ。三成さんに会えたこと。三成さんは?

中村:雪絵ちゃんに会えたこと。

小山:私たち、いいカップルですね。

中村:そうだね。ところで雪絵ちゃん。雪絵ちゃんは将来何がしたいの?

小山:美華と友子と何かしたい。三成さんは?

中村:将棋のプロ棋士。

小山:私より弱いのに?

中村:雪絵ちゃんは何処で将棋習ったの?

小山:コンピュータ。

中村:そうだよね。今はそういう時代だよね。

小山:三成さん。信長の野望面白いですよね。

中村:三成が主役だと面白いね。

小山:三成さんはなんで名前が三成なんですか?家康でもよかったのに。

中村:わかんない。親が三成好きだったんじゃない?

小山:関が原で負けたのに?

中村:あれは俺のせいじゃないよ。小早川のせいだよ。

小山:なんか今、石田三成が憑依した感じみたいでしたよ。

中村:そうだよね。俺のせいじゃないのは当たり前だよね。

小山:でも、石田三成って真面目な人だったんでしょ。

中村:几帳面かな。俺もその性格がある。名前のせいかなあ?

小山:私にはわかりません。美子さんに占ってもらったらどうですか?

中村:名前占いって当たるのかい?

小山:私と三成さんの愛性がどうかいいように。

中村:愛称じゃなく相性だと思うけど。

小山:愛の相性の略ですよ。

中村:なんか行ける新しい漢字だね。

 と、三成と雪絵ちゃんはほのぼのと過ごしていました。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る