「お説教」選挙は、人気投票じゃナイアガラ
選挙が近付いて参りましたので、ここは選挙に関しての「お説教」です。
あらかじめ言っておきますが、これは特定の政党に入れろという「勧誘」では、ありません。
あなたの贔屓の政治家に対しての、悪質な「悪口やデマ」は、含まれません。
選挙に行きましょうという「教育」でも、ありません。
選挙に行っても、人気投票の感覚で投票する、俺の許せる範囲を超えたウスラバカへの「お説教」です。
「何が悪いの? 選挙で良さそうな人に入れて、何が悪いの?」
「どうせこの政党の、この人が勝つんでしょ?」
という方も多いので、分かり易く「お説教」しますね。
漫画雑誌のアンケートでの人気投票なら、そらお好きにどうぞですよ。
アイドルの人気投票も、スポーツ選手のオールスター人気投票も、あなたの好みと直感で決めて、間違いないですよ。
でも、ちょっと、考えてみて。
漫画やアニメなら、自分を現時点で楽しませてくれたかどうかだよね?
アイドルなら、ビジュアル、歌、ダンス、経歴、個性、どれかにあなたの感性がビビッと来て推しますよね?
スポーツ選手なら、もう実績が輝いています、よね?
じゃあさあ…政治家は?
どうして、その政治家に入れようとしているの?
あなたを感動させたから?
ルックスや個性、テレビ映りが良かった?
実績が輝いていますか?
勝ちそうだから?
政治家って、あなたにとって、何をしてくれる職業か、理解していますか?
色んなタイプの政治家がいますので、基本的な事だけを、述べます。
政治家が、あなたに何をしてくれるのか?
これを列挙しますよ?
『あなたから、いくら税金を取って、どのように使うのか、決めます』
『あなたが困った時に、どのようなサポートを受けられるのか、決めます』
基本的過ぎる?
当たり前過ぎる?
拍子抜けした?
でも、これを考慮して、選挙に行きました?
もう少し、言い方を変えましょうか。
この基本よりも、見栄えや知名度や所属政党や有名人に応援されていたとか、パフォーマンスが気に入ったとか、実は政治家の仕事とは全然関係ない事で、投票先を決めませんでしたか?
困惑しました?
じゃあ、例え話を、しましょうか?
あなたの好きなプロ野球選手が、いるとしましょう。
みんなが、大好きです。
実績も、充分。
契約時に、その選手が、球団に約束します。
「これからの三年間、打率三割、本塁打三十本、打点百点を、お約束します!」
で、契約を結んでからの三年間の平均成績が、打率二割以下、本塁打数本、打点二十点程度だったら、もう、どこのプロ球団も、契約はしてくれませんね。
一軍落ちは間違いないし、オールスターでは投票されないでしょう。
いや、そもそも、プロでいられるかどうかも、怪しい成績です。
まさか、この成績の選手を、あなたに権限があっても、再契約しないでしょ?
でも、おかしな事に、政治家だと、再契約しちゃうのが、出るの。
オールスターに、何故か出るの。
何故か、分かりますか?
ウスラバカが、その政治家の成績を確認せずに、投票するから。
無能でも低能でも公約を守れなくても構わずに政治家が立候補するのは、ウスラバカが、その政治家の成績や実力を確認せずに、投票するから。
そんなウスラバカが少なからずいるから、当選出来るって、知っているから、出て来るの。
だって、確認しないんだもの、仕事が出来るのかどうかを。
さて、あなた。
そこのあなた。
選挙で投票する時、その候補者の「約束と成績」を、キチンと確認しました?
テレビでよく見るから。大丈夫だと思った?
話し方や立ち振る舞いが魅力的だったから、大丈夫だと思った?
前の職業の実績が著名だから、大丈夫だと思った?
所属政党を信じているから、まあ大丈夫だと思った?
じゃあ、先程の、政治家が、あなたにしてくれる仕事の基準を、再掲しましょう。
『あなたから、いくら税金を取って、どのように使うのか、決めます』
『あなたが困った時に、どのようなサポートを受けられるのか、決めます』
この基本が出来るかどうかを、本当に確かめる手段は、何ですか?
その人は、実現可能な政策を語っていますか?
その人は、過去の失敗から学んでいますか?
その人は、まともな人ですか?
その人は、あなたの財布から取られた税金を任せる事に、適任ですか?
その人は、あなたが困った時に、サポートする気は、ありますか?
その人は、本当に、政治家の仕事を、していますか?
じゃあ、最後にね。
念押しするね、「お説教」だから。
選挙は、人気投票じゃない!
調べてから、投票してくれ!
迷惑だから!
無能や低能や、公約を守れない政治家に投票されて、俺にまで迷惑がかかっているから!
ウスラバカがよくやる人気投票は、本当に迷惑だから!
頼みます、お願いだから、調べてから、考えてから、投票してください!
候補者の中で、一番、マシだと思える人に!
それだけで、世界は変わるから!
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