第2話 自転車
あ、田中さんだ。
ほんとだ、田中さんだ。
田中さんが自転車の近くでなにか探してるぞ。
ほんとだ、何探してるのかな。
相当困ってるぞ。鍵でもなくしたのかな。
…いや、違う。自転車をよく見ろ、サドルにレタス刺されてるぞ。
ほんとだ、なんでレタスなんだ?
知らね、でも今日かーちゃんがスーパーでレタス5円で売ってるって言ってたからそのせいじゃない?
サドルどこいったんだろうな。
サドルないと乗れないもんな。
あ!田中さん諦めて自転車押しだしたぞ。
押して帰るのか。そうしかないもんな。
…いや、乗ったぞ。立ち漕ぎでずっと行くつもりだ…!
むちゃだよ田中さん!うっかり座っちゃうよ!せめてレタスしまって!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます