第32話 ダンジョン 10階層 その①
「誠司君、お願いがあるのです。私の装備を更新してほしいのです。10階層を攻略したら外に出るんですよね? この魔女っ娘装備じゃ流石に恥ずかしくて外を歩けません。お願いします。」
「じゃあ、春菜用に僧侶っぽい装備を作ろうかな。でも、春菜の魔女っ娘ミニスカ装備も捨てがたいのよね。」
「コスプレ的に部屋の中だけなら着ますから許してください。お願いします。」
「わかったよ。じゃあ、今日はお休みにしてみんなの装備を更新しよう。10階層はもっときつくなる可能性が高いし。念には念をってことで。」
現状装備はミスリルを基礎にしている。
今回はオリハルコンをベースにして作ろうと思う。
以前よりも熟練度が上がったため、付加されるステータスもアップしている。
*誠司装備鑑定
オリハルコン/クロコダイン軽鎧 DEF:+400、HP:+300、MP:+300、修復
ワイバーン革の帽子 DEF:+300、INT:+150、修復
疾風のブーツ[改] DEF:+200、AGI:+200、風の加護、修復
オリハルコンの小手 DEF:+250、DEX:+200、修復
オリハルコン小楯 DEF:+350、物理/魔法攻撃軽減、修復
オリハルコンの剣[改] STR:+300、AGI:+100、DEX:+100、吸血、修復
オリハルコンの杖 INT:+300、AGI:+200、DEX:+200、魔力増大、修復
キングの首飾り STR:+300、AGI:+200、DEX:+200、
身体強化2倍、武道の極意、修復
身代わりの鈴 即死攻撃阻止
*愛莉装備鑑定
リザードマンのローブ DEF:+300、MP自然回復UP、水耐性、修復、消臭
シールドキャタピラーのワンピース DEF:+250、HP:+200、修復、消臭
ポイズンスパイダーの帽子 DEF:+200、INT:+250、毒耐性、修復、消臭
ダークパイソンのブーツ DEF:+200、AGI:+200、撥水、修復、消臭
クロコダインのグローブ DEF:+200、DEX:+150、身体能力UP、修復、消臭
黒炎雷の杖 INT:+500、AGI:+200、DEX:+200、闇/火/雷魔法強化、
闇/火/雷属性耐性UP、黒炎龍の雷、修復
デスサイズビックマンティスの小刀 STR:+200、AGI:+200、修復
魔導士の指輪 MP:+100、INT:+100、MP回復速度・回復量増強、修復
魔畜真珠のネックレス INT:+300、MP保存、MP全回復(3)、修復
シャーマンの腕輪 INT:+200、DEX:+200、修復、
HP/MP回復速度上昇、魔道の極意
身代わりの鈴 即死攻撃阻止
*春菜装備鑑定
シールドキャタピラーの法衣 DEF:+300、HP/MP自然回復UP、光魔法強化、
修復、消臭
ポイズンスパイダーの帽子 DEF:+200、INT:+250、毒耐性、修復、消臭
キラーシャークのブーツ DEF:+200、AGI:+200、水耐性、修復、消臭
クロコダインのグローブ DEF:+200、DEX:+150、身体能力UP、修復、消臭
聖光の杖 INT:+400、AGI:+150、DEX:+150、光魔法強化、
回復魔法効果2倍、バフ効果2倍、パーフェクトヒール、修復
聖なるナイフ HP:+100、DEF:+50、HP回復速度・回復量増強、
回復魔法強化、修復
デスサイズビックマンティスの小刀 STR:+200、AGI:+200、修復
魔畜真珠のイアリング INT:+100(2)、MP保存、MP全回復(2)、修復
魔畜真珠の指輪 INT:+100、MP保存、MP全回復(1)、修復
クイーンの耳飾り INT:+200、AGI:+200、DEX:+200、修復、
HP/MP回復速度上昇、回復魔法効果2倍、デバフ無効
身代わりの鈴 即死攻撃阻止
「新しい装備が出来たよ。装備して不具合がないか確認してくれ。」
「前より可愛くなったわね。このワンピース、とても気に入ったわ。ありがとう。」
「裁縫師さんが仲間になったらもっとかわいいデザインにしてもらおう。俺にはデザインセンスが無いからこれが精一杯だよ。でも、似合ってて良かった。」
「私は魔女っ娘じゃなくなって安心しました。僧侶っぽいですね。お淑やかにした方が良いかしら?」
「今まで通りでお願いします。じゃあ、問題無ければ10階層を覗いてこよう。」
そして階段を降り、10階層へ向かった。
『ようこそ。僕は、このダンジョンの管理人のメビウスだよ。ここは10階層。現状ここが最深部になるんだ。まさか僕のお気に入りのデビルクラーケンが倒されるとは思ってもみなかったよ。それに意地悪で作ったゴブリンラッシュも一掃するなんて、君たちは予想以上だった。でも、ここ10階層はまだ試行錯誤中なんだ。ダンジョンを拡張や変更するにはダンジョンポイントが必要なんだけど足りなくってさ、なかなか作れなかったんだよ。もし、生きて地上に戻れたら、ここの王様に伝えて欲しいんだ。僕のダンジョンを勝手に管理するなと言っておいて。いい加減にしないとスタンピードを起こして王都を消しちゃうぞって。12時間おきにリセットして魔物の数の調整してあげてるんだからね。一般開放してどんどん入ってもらわないと困るんだよ。じゃないといつになってもポイントが溜まらないんだよ。』
「それでリセットされていたのか。もう王様には会いたくないんだけどな。気が向いたら伝えておきますよ。」
『じゃあ、これから各階層ボスを出すからもう一度戦ってみて。もちろん、ボスドロップアイテムもそのままにしておくから。君たちのおかげでポイントも溜まったし、最後にすごいの出しちゃうぞ。』
<10階層フロア情報>
場所: メビウス 10階層
フィールド: ホール
探索者: 3名
宝箱: 0個
魔物: 未定
ホール中央に5階層で戦ったオーガ4体とミノタウロスが現れた。
フロアボスだけじゃないんかい!
「インフェルノ」
後方から愛莉が魔法を放った。
5階層で出会った時よりレベルもステータスも上がっているため、一撃で消し炭となってしまった。
新装備による底上げの効果も大きい。
「一発で全部倒しちゃったね。私、めっちゃ強くなったみたい。」
「・・・・。そうみたいだね。」
『ムムム。次いくよ。』
デスサイズビックマンティスが3体現れた。
1体だけじゃないんかい!
「もう一発いっちゃうぞ。インフェルノ。」
また3体とも消し炭に。。。
『君たち、異常だぞ? あっ! ゴブリンラッシュでレベルが上がってしまったのか。僕が悪いのか???』
次はダークパイソン5体、クロコダイン3体が現れた。
「アブソリュート・ゼロ」
ダークパイソンは凍り付き、砕け、霧となって消えていった。
クロコダインは、ボロボロだが辛うじて耐えた。
「愛莉、ちょっと待った! 俺にも戦わせてくれよ。」
俺は剣に魔力を込め、縮地で間合いをつめ振り抜いた。
バターを切ったような感覚でクロコダインが真っ二つになってしまった。
そのまま残った2体とも切り捨てた。
「俺も強くなっているみたいだ。」
「そのようね。」
「私の出番が全く無いのですが。」
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