第14話 いすゞヒルマンと真空管アンプ

叔父は、いすゞ社員だったのでヒルマンに乗っていました。品5 8765。希望ナンバーの無かった頃ですから、並んで取ったらしい。これで、よく大森の喫茶「ベルス」へ連れてってくれました。プリンを頼んで。ふかふかのソファでのんびり。音楽は真空管のステレオで、ジャズでしたね。



これで、多摩川の上流に行ったりしてましたね。川崎の埠頭のひろーい所でハンドルを持たせてくれたり。3つ位でしたね、僕。長閑な音楽、「茶色の小瓶」「ムーングロー」とか。「夕陽に赤い帆」とか。時々SAXで吹くと思い出せますね。この頃の事。いい時代でしたね。みんなが笑顔で。昭和かな。



なーんとなく丸いヘッドライトで、こう言う形が好きですね、今でも。この頃の思い出があるからかな。後々ロータス7複製を買ったのも、形が好きだったからで。イギリス風、と言う辺りかな。バイクもそれでSR400を最初に。形って大事です。はい。

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