ロングホームルーム

人生設計 または 未来予想図

私のそれは

極端に折れ線グラフが上げ下げする物ではなく

なんとも言えない真ん中で

下がる時には元気に下がり

上がる時には控えめであった

どこをどう詳しく書いても

目の前に広がるは濁った雲ばかり

逃れられない結末ではあるのだけれど

どうにも太陽を呼ぶことのできない。


片やクラスメイト

発泡スチロールのように

白く軽いそれであった

しかし、それはきっとその空洞に

夢を詰め込めるということ

いいじゃないか

濁った雲で隠れるよりかは。

皆のそれは

今の私からしたらまだ夢のようなもの

その歳でその夢は立派なこと

私にはまだ誰かの手を掴む資格は無いようだ


私まだあの子たちよりも

子どもなのかもしれない

そうなのだろう

そういう気がする

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