ロングホームルーム
人生設計 または 未来予想図
私のそれは
極端に折れ線グラフが上げ下げする物ではなく
なんとも言えない真ん中で
下がる時には元気に下がり
上がる時には控えめであった
どこをどう詳しく書いても
目の前に広がるは濁った雲ばかり
逃れられない結末ではあるのだけれど
どうにも太陽を呼ぶことのできない。
片やクラスメイト
発泡スチロールのように
白く軽いそれであった
しかし、それはきっとその空洞に
夢を詰め込めるということ
いいじゃないか
濁った雲で隠れるよりかは。
皆のそれは
今の私からしたらまだ夢のようなもの
その歳でその夢は立派なこと
私にはまだ誰かの手を掴む資格は無いようだ
私まだあの子たちよりも
子どもなのかもしれない
そうなのだろう
そういう気がする
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます