第27話
「妾のご主人様なのじゃ!」
「は?」
何故か抱きつかれている。そしてサナが抱きついているのではない。背が小さい女に抱きつかれている。
何故こうなったか説明していこうと思う。
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ギルドを出て、ドラゴンが現れるという場所に来て、探索する事にした。
「どうやらここは、交通の大事な所らしいです」
今いるのは大きな洞窟。トンネルになってるらしくここを通らずに遠回りで行くとかなり時間がかかるらしい。
「それで?この分かれ道を進んでいくのか?」
「そうらしいです」
この洞窟にはかなり道があって当然分かれ道もある。
この分かれ道なんだよ…
ここを通る人は分かってるのかな…
「どうします?」
うーん…あっそうだ。
「なぁドラゴンってさこの洞窟のどこかにいるのは確かなんだよな?」
「そうですね。最後に目撃されたのはこの洞窟内ですから」
なら一か八か試してみるか。
「外に出るぞ」
「え?でも…」
「いいから、いいから」
俺らは洞窟の外に出た。
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「これからどうするんですか?」
「ここは誰もいないよな?ドラゴンと俺らしかいないよな?」
「はい。ギルドが通らないでくださいと言ってるので大丈夫です」
よし、ならいけるな。
「火を使って相手を洞窟から出す」
「えっ?それ本当にいいのですか?」
「ドラゴンを出すにはこれが一番だと思う」
「…そうですか、分かりました」
なら大量の燃えるものを用意だ。
燃えると酸素がなくなり二酸化炭素が出てくる。それを洞窟内でやると二酸化炭素が抜けていかないので結果死ぬ。
というわけで燃やしてやればドラゴンも、出てくるはず…多分。
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その後頑張って木などを集めまくった。
途中トレントとかいう木のモンスターが出たけど普通に倒した。どうやらトレントの木の素材はよく燃えるらしいのでよかった。
「さて…これを洞窟の入り口に設置する。
あとは燃やして燃やしまくれば勝手に出てくるはず」
「分かりました!」
サナと俺の2人で木などを入り口に運んでよく燃えるように組み立てた。
「さてと…あとは燃やすだけだ」
「それは、私に任せてください!」
サナが自信満々に言っている。
「分かった。ただ弱くな?」
「はい!」
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パチッパチパチ…
燃えている。なんかキャンプファイヤーみたいな感じだ。
「なんか綺麗ですね。火って」
「言っておくが、ドラゴン倒すんだからな?」
「あっそうでした」
燃えてから1時間ぐらい経った。洞窟内はかなりきついはず。
『死ぬ…死にたくないのじゃぁぁぁ!』
「ん?」
「声しましたね」
ドゴォォォン
「サナ。倒す奴が見えたぞ」
「あっあれですか」
上からドラゴンが突き抜け、出てきた。
おそらくあれが倒す敵なのだろう。
にしてもさっきの声…あのドラゴンが出していたのか?
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まだ説明は次で終わります。
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